平山みき
平山 みき(ひらやま みき、旧芸名:平山 三紀[1]、1949年8月22日 - )は、日本の女性歌手である。所属事務所は芸映[1]→イエローライオン。身長160cm(1972年3月)[1]。
平山 みき | |
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別名 | 平山 三紀 |
生誕 | 1949年8月22日(75歳) |
出身地 | 日本 東京都大田区 |
学歴 | 日本音楽高等学校(現在の品川学藝高等学校) 卒業 |
ジャンル | 歌謡曲 |
職業 | シンガー |
活動期間 | 1970年 - |
レーベル |
日本コロムビア CBS・ソニー ビクター音楽産業 Invitation ファンハウス ポリスター ワーナーミュージック・ジャパン Rice Music (アップフロントワークス) |
事務所 | イエローライオン |
共同作業者 |
筒美京平 橋本淳 近田春夫 窪田晴男 久保田麻琴 |
東京都大田区出身。日本音楽高等学校(現在の品川学藝高等学校)を卒業した。実姉はミス・エールフランスコンテストに合格後松竹の女優となり、後に歌手として活動した平山洋子である[2]。
来歴・人物
編集高校在学中から銀座の「メイツ」で、スタンダードジャズナンバーやポップスを歌う[1]。
1970年(昭和45年)、「ビューティフル・ヨコハマ」でデビューし、その鼻にかかった強烈なハスキーボイスが話題を呼ぶ。(作曲者の筒美京平は、当初、B面の「さよならのブルース」の方をA面にしたいと考えていたという。) 翌1971年(昭和46年)、2枚目のシングル「真夏の出来事」がオリコン最高位5位と大ヒットする。続く「ノアの箱舟」も10万枚を売り上げるヒットを記録しスター歌手への仲間入りを果たす。1972年(昭和47年)「フレンズ」がヒットし後に多くのアイドルによってカヴァーされた。初期の楽曲はほとんどが、作詞家・橋本淳と作曲家・筒美京平のコンビによる作品であり、「筒美京平の秘蔵っ子」的な存在と言われた[3]。
その後もアルバムでは1981年(昭和56年)に近田春夫のプロデュースで『鬼ヶ島』、1987年(昭和62年)には『キャバレー・ガール』、1993年(平成5年)にはサンディー&サンセッツとのコラボレートによる『平山みきのエキゾチカ大魔境』と意欲的な作品を発表し続けた。シングルも1987年に出した『冗談じゃない朝』で再びクローズ・アップされ、2001年(平成12年)には新曲『パーフェクト・サマータイム』をリリースするなど、自らのペースを保ちながら[要出典]現在も音楽活動を続けている。
1977年(昭和52年)にばんばひろふみと結婚したが、2005年(平成17年)に離婚した。2006年(平成18年)久々の新アルバム『This is Miki Hirayama』を発表。黄色がラッキーカラーで、近年では必ずといってもいいほど黄色でコーディネートした衣装で歌う。
ディスコグラフィ
編集シングル
編集- ビューティフル・ヨコハマ/さよならのブルース(1970年11月10日、P-102)64位
- 真夏の出来事/ブン・ブン(1971年5月25日)5位
- ノアの箱舟/心のとびらをノックして(1971年10月25日)19位
- フレンズ/20才の恋(1972年3月1日※あるいは10日)36位
- 希望の旅/いつか何処かで(1972年6月10日)65位
- 月曜日は泣かない/潮風の季節(1972年10月1日)67位
- 帰らない恋/思い出の朝(1973年3月10日)
- 銀河のはてに/私の場合は…(1973年7月10日)
- 恋のダウン・タウン/他人の噂(1973年11月1日※あるいは10月10日)82位
- 熟れた果実/遊びの味(1974年6月1日)
- 愛の戯れ/麦の匂い(1975年2月1日)
- 真夜中のエンジェル・ベイビー/私に触れないで(1975年8月1日)
- やさしい都会/あなたの来る店(1976年10月1日)
- マンダリンパレス/ピロートーク(1979年4月25日)
- KIZUNA 絆/パープル(1979年12月21日)
- サイレン(Siren Girl)/ヨコスカ・マドンナ(1984年4月21日)
- 冗談じゃない朝(Lonely Girl)/バラの奇跡(1987年7月22日)86位
- ヴァイア・コンディオス/マンダリン パレス(1988年2月)
- 悪女/メロディー(1990年9月1日)
- 真夏の出来事〜ハウスでいかせていただきます〜(1991年10月1日)
- 春日部慕情/ベサメ・ムーチョ(1992年10月1日)
- LOVE SONGは いらない/想い出の海(1994年2月25日)
- パーフェクト・サマータイム(2001年8月8日)
- 京おんな feat.Miki(2010年11月24日)
- ビヨンド(2013年11月20日)※タワーレコード限定発売
- 真夏の出来事〜ナウ・アンド・ゼン(2016年7月20日)
- Jazz伯母さん/ラスト・ラブ・ソング(2022年5月25日)
- Tokyo Riddim 1976-1985(2023年7月4日)
- アーティスト(2023年10月3日)平山みき, 野宮真貴
- アーティスト/ホットな地球よ(2024年2月14日)平山みき, 野宮真貴
アルバム
編集- ビューティフル・アルバム(1971年11月10日)
- 希望の旅(1972年4月25日)
- 熟れた果実(1974年9月1日)
- 魅嬉環劉嬲 -MIKI WORLD-(1979年12月21日)
- 鬼ヶ島(1982年6月21日)
- EMISSION(1984年9月21日)
- CABARET GIRL(1987年8月5日)
- CHESS(1987年11月25日)
- 平山みきのエキゾチカ大魔境(1993年2月25日)
- This is Miki Hirayama(2006年11月10日)
- 恋の気分で -Love and Passion-(2007年10月24日)
ベストアルバム
編集- ベスト・ヒット・アルバム(1972年12月)
- ヒット全曲集(1975年11月1日)
- ベスト・コレクション(1986年5月21日)
- オリジナル・ベスト(1987年4月1日)
- ベスト(1991年6月15日)
- アンコール!! ヒットグラフティ(1991年6月21日)
- ベスト・セレクション(1993年9月21日)
- 筒美京平ウルトラ・ベスト・トラックス(1998年1月21日)
- GOLDEN J-POP THE BEST(1998年11月21日)
- DREAM PRICE 1000 真夏の出来事(2001年10月11日)
- コロムビア音得盤(2003年1月1日)
- GOLDEN☆BEST 平山三紀 筒美京平を歌う アンド・モア(2003年7月16日)
- ドーナツ盤メモリー(2006年6月28日)
- エッセンシャル・ベスト(2007年12月19日)
- ビヨンド〜平山みきオール・タイム・ベスト(2013年11月20日)
- トライアングル 筒美京平☆橋本淳☆平山三紀 3人の絆(2022年5月25日)
カバーされた楽曲
編集脚注
編集- ^ a b c d 「内外人気スターからバレー選手まで 決定版STアイドル名鑑 平山三紀」『週刊セブンティーン』1972年3月14日号、集英社、113頁。
- ^ “【1971年9月】真夏の出来事/平山三紀 コンプレックスだった声が最大の武器に”. スポーツニッポン新聞社 (2011年9月5日). 2016年6月17日閲覧。
- ^ アルバム『鬼ヶ島』の2008年盤発売元「BRIDGE INC.」公式サイト内「平山みき「鬼ヶ島」(BRIDGE079)」
関連項目
編集- 1970年の音楽#デビュー - 同じ年にデビューした歌手
関連資料
編集- 近田春夫「“ニュートラっぽさ”が魅力の平山三紀色気あるシティガールの雰囲気なら橋本淳しかない」『定本気分は歌謡曲』、文芸春秋、1998年、ISBN 416354660X、NCID BA39647659。
- 泉麻人『僕の昭和歌謡曲史』、講談社〈講談社文庫〉、2003年、ISBN 4062737094、NCID BA82452507。
- ウルトラ・ヴァイヴ「singers(平山三紀)」『歌謡曲・名曲名盤ガイド : Hotwax presents』1970's ISBN、ウルトラ・ヴァイヴ、シンコーミュージック・エンタテイメント(発売)、2005年、ISBN 9784401751037、NCID BA81702198。
- 馬飼野元宏(監修・編)、真鍋新一(編)「§3 筒美京平の活躍:平山三紀と筒美京平」『昭和歌謡ポップスアルバムガイド : 1959-1979』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2015年、ISBN 9784401641420、NCID BB19475762。