平佐氏(ひらさし、ひらさうじ)は、日本の氏族。大江姓毛利氏の一族である。
平佐氏は、大江氏の一族で、安芸国国人の毛利元春の四男・中馬忠広の次男、中馬広貞が安芸国高田郡平佐郷を領し、その地名から平佐を名乗った。戦国時代には毛利氏を補佐する庶家として活躍し、平佐就有・就之親子は毛利元就の側近として活躍した。
1600年の関ヶ原の戦いの後、平佐氏は毛利氏に従い父祖伝来の地を離れ、萩に移住したが、一部の者はそのまま帰農し、現代でも安芸高田市周辺では平佐を名字とする家が多い。
毛利元春 ┃ 中馬忠広 ┣━━┳━━━┓ 忠親 広国 平佐広定 ┃ 某 ┃ 平佐就有 ┃ 平佐就之 │ 平佐元貞(養子、粟屋就貞子)