川原 陸(かわはら りく、2000年12月12日 - )は、長崎県長崎市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。阪神タイガース所属。

川原 陸
阪神タイガース #92
阪神鳴尾浜球場にて(2024年8月15日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 長崎県長崎市
生年月日 (2000-12-12) 2000年12月12日(24歳)
身長
体重
186 cm
89 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2018年 ドラフト5位
初出場 2024年9月30日
年俸 520万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入り前

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長崎市立三原小学校1年時にソフトボールを始める。その後、西山少年野球団へ。長崎県選抜チームに選出。長崎市立三川中学校時代は「長崎北シニア」に所属し[2]、野手として日本代表にも選出された[3]

創成館高等学校入学後、1年時は打力を買われ外野手としてプレーし、ベンチ入りを果たした2年春からは投手としての起用が増加[2][3]。新チームとなった2年秋からはエースとなり、明治神宮大会にてチームを準優勝に導いた[2]。なお、この大会の準決勝では根尾昂藤原恭大らを擁する大阪桐蔭と対戦し、2番手として4回2/3を無失点に抑える活躍を見せ7-4で勝利を収めた[4][5]。3年春には選抜大会に出場しベスト8へ進出、夏にも甲子園出場を果たしたが初戦敗退[2]。同学年のチームメイトにプロ入り後にもチームメイトとなる野口恭佑が居る。夏の大会前には、U-18アジア選手権大会に出場する日本代表チームの第1次候補選手の30人に選出されていた[6]

2018年のドラフト会議では、阪神タイガースから5位指名を受け、契約金3000万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約[7]。背番号は47[8]。創成館からは初のプロ野球選手となる[9]

阪神時代

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ルーキーシーズンとなる2019年は春先から腰痛に苦しみ、実戦での登板は1試合もなかった。

2020年は二軍キャンプ中から実戦登板の機会を獲得。前年に体作りに専念した成果もあり、3月には高校時代の最高球速を6km/h更新する147km/hを記録した[10]。シーズン中はアマチュアとの練習試合での登板が中心となり、二軍公式戦での出場は3試合7イニングに留まった[11]

2021年は左肩の故障に苦しみ、二軍でも登板機会がなかった[12]。12月2日にNPBから公示された契約保留者名簿から外れ自由契約となり[13]、12月9日に育成選手契約を結んだ[12]。背番号は127に変更となった[12]

2024年7月20日に支配下選手登録されることが発表され、背番号は92となった[14]

選手としての特徴・人物

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恵まれた体格としなやかなフォームから投げ込む最高球速は147km/h[10]だが球持ちが良く、キレのあるストレートスライダーを武器とし[15][16][17][18]、他に縦スライダーカーブチェンジアップを操る[2]

永野芽郁のファン[19]。俳優の水上恒司(旧芸名:岡田健史)は、高校時代の1学年先輩であり、川原は投手、水上は捕手として共にプレーしていた[20][19]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2024 阪神 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.0 1 0 1 0 0 2 0 0 0 0 0.00 2.00
通算:1年 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.0 1 0 1 0 0 2 0 0 0 0 0.00 2.00
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2024 阪神 1 0 0 0 0 .---
通算 1 0 0 0 0 .---
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録

背番号

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  • 47(2019年 - 2021年)
  • 127(2022年 - 2024年7月21日)
  • 92(2024年7月22日 - )

登場曲

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脚注

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  1. ^ 阪神 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月20日閲覧
  2. ^ a b c d e 阪神D5位・川原、根尾&藤原抑える」『SANSPO.COM』2018年10月26日。2021年7月31日閲覧
  3. ^ a b 阪神ドラ5川原(上)屈辱の敗戦背負い強くなった高校時代」『Sponichi Annex』2018年11月29日。2021年7月31日閲覧
  4. ^ 最強軍団・大阪桐蔭 唯一黒星をつけた創成館監督の攻略法」『NEWSポストセブン』2018年7月4日。2021年7月31日閲覧
  5. ^ アンジャ渡部 阪神ドラ5創成館・川原イチオシ 大阪桐蔭に唯一勝った男」『デイリースポーツ』2018年10月26日。2021年7月31日閲覧
  6. ^ 高野連が日本代表第1次候補に大阪桐蔭・根尾ら30人「将来性を加味しベストな選考」」『デイリースポーツ』2018年6月20日。2021年7月31日閲覧
  7. ^ 阪神5位川原陸が仮契約「恩返しを」苦労かけた母に」『日刊スポーツ』2018年11月8日。2021年7月31日閲覧
  8. ^ 阪神近本ら7選手入団会見「幸せな日を」矢野監督」『日刊スポーツ』2018年12月3日。2021年7月31日閲覧
  9. ^ 阪神D5・川原、創成館高初のプロ野球選手 タテジマのエース目指す」『SANSPO.COM』2018年11月1日。2021年7月31日閲覧
  10. ^ a b 阪神川原2軍戦3回無失点 平田監督「すばらしい」」『日刊スポーツ』2020年3月25日。2021年1月11日閲覧
  11. ^ 2020年度 阪神タイガース 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2021年1月11日閲覧
  12. ^ a b c 阪神 自由契約の川原と育成契約 今季左肩故障で2軍でも登板なし「1年間投げ抜くことだけを意識する」」『スポーツニッポン』2021年12月10日。2022年1月23日閲覧
  13. ^ 阪神望月惇志と川原陸 契約保留者名簿から外れ自由契約に 育成契約を提示」『日刊スポーツ』2021年12月2日。2022年1月23日閲覧
  14. ^ 【阪神】高橋遥人「29」、川原陸「92」、佐藤蓮「98」3人を一斉に支配下登録」『日刊スポーツ』2024年7月20日。2024年7月20日閲覧
  15. ^ ミレニアムの球児たち:センバツ90/8 創成館・2年 川原陸投手 しなやかな好左腕」『毎日新聞』2018年2月4日。2021年7月31日閲覧
  16. ^ 創成館・川原、藤嶺藤沢・矢沢らがプロ志望届提出」『日刊スポーツ』2018年9月19日。2021年7月31日閲覧
  17. ^ 王者封じの阪神5位川原「目標は阪神のエースに」」『日刊スポーツ』2018年11月1日。2021年7月31日閲覧
  18. ^ 川原陸選手との仮契約完了について」『阪神タイガース』2018年11月8日。2021年11月6日閲覧
  19. ^ a b 阪神D5位・川原、活躍して大ファンの永野芽郁と会う!1つ上の先輩が有村架純と共演」『SANSPO.COM』2018年10月27日。2021年7月31日閲覧
  20. ^ 【スポーツ記者リポート】阪神のドラ5川原の先輩はドラマで活躍中の新人俳優」『産経ニュース』2018年11月2日。2021年7月31日閲覧

関連項目

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外部リンク

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