岡村公園
岡村公園（おかむらこうえん）は、神奈川県横浜市磯子区岡村にある都市公園である。
| 岡村公園 | |
|---|---|
 岡村梅林（2018年） | |
    | |
| 分類 | 都市公園（地区公園）[1] |
| 所在地 | |
| 座標 | 北緯35度24分54.7秒 東経139度36分44.4秒 / 北緯35.415194度 東経139.612333度座標: 北緯35度24分54.7秒 東経139度36分44.4秒 / 北緯35.415194度 東経139.612333度 |
| 面積 | 68,139m2 |
| 開園 | 1950年5月25日[1] |
| 運営者 | 横浜緑地（指定管理者） |
| 設備・遊具 | テニスコート6面、野球場、遊具広場、梅林 |
| 駐車場 | 62台 |
| アクセス |
京浜急行・横浜市営地下鉄上大岡駅より京浜急行バス上7系統「岡村梅林入口」下車すぐ。 |
| 公式サイト |
www |
歴史
編集岡村天満宮の南側の丘に位置し、かつては「天満宮の梅林」として、杉田梅林と並ぶ景勝地として知られた[3]。1937年（昭和12年）頃、現在テニスコートとなっている付近[4]に岡村天満宮の新たな社殿を建て、鶴岡八幡宮に匹敵する大きな神社にする計画が建てられたが、不景気や満州事変・支那事変による社会情勢の変化で立ち消えになった[5]。
1941年、第二次世界大戦の戦時体制により岸根公園や子安台公園とともに高射砲陣地が置かれた[6]。戦後には進駐軍に接収されたが、接収が解除されるとテニスコートや野球場、運動広場が整備され[7]、1950年5月25日に岡村公園が開園した[1]。1954年測図（1961年修正測図）の地図では、まだ園内南東部には横浜駐屯地の分屯地があったことが読み取れる[8]。1979年11月13日から1980年1月30日にかけて、当時磯子区内にあった自動車部品メーカー日本発条が創業40周年を記念し、市に100本の梅の木を寄贈して園内西側斜面に梅林が整備された[9]。
園内
編集中央を南北に天神道路が通り、その東側に6面のテニスコートと野球場、西側に多目的広場がある。遊具広場と梅林はそれぞれ東西2か所にあり、梅林は西側、遊具広場は東側にあるものが規模が大きい[10]。
岡村はフォークデュオのゆずのメンバーの出身地であり、デビューして間もない頃に地元住民を集めてライブを行ったことでも知られる。園内には、デビュー20周年を記念して2017年6月にユズの苗木が植えられた[11]。
脚注
編集- ^ a b c “横浜市の都市公園 データ集”. 横浜市環境創造局公園緑地管理課 (2017年3月31日). 2019年1月17日閲覧。
- ^ “アクセス”. 岡村公園. 2019年1月17日閲覧。
- ^ “【横浜の梅2017】岡村公園の梅”. THE YOKOHAMA STANDARD. 2019年1月17日閲覧。
- ^ (磯子の史話 1978, p. 221)
- ^ (磯子の史話 1978, p. 395)
- ^ 第二次世界大戦と公園緑地 (PDF)
- ^ (磯子の史話 1978, p. 574)
- ^ “三千分一地形図「84-7磯子(昭36)」”. 横浜市建築局 (2010年4月1日). 2019年1月18日閲覧。
- ^ “No.105 岡村梅林（整備工事）（その39）”. みんなでつくる横濱写真アルバム (1980年1月30日). 2019年1月18日閲覧。
- ^ “施設のご案内”. 岡村公園. 2019年1月17日閲覧。
- ^ “岡村公園 ゆずの苗木で20周年祝う”. タウンニュース金沢区・磯子区版. (2017年6月15日) 2019年1月18日閲覧。
参考文献
編集- 磯子区制50周年記念事業委員会『磯子の史話』1978年6月30日。
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