岡本健 (観光学者)
日本の観光学者
岡本 健(おかもと たけし、1983年〈昭和58年〉5月30日[1] - )は、日本の観光学者、社会学者[2]。近畿大学総合社会学部総合社会学科 社会・マスメディア系専攻准教授[3]。愛称、ゾンビ先生[4]。
来歴・人物
編集奈良県奈良市に生まれる[5][6]。奈良県立奈良高等学校を経て[7]、2007年に北海道大学文学部(認知心理学)を卒業[2]。2012年に北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士課程(観光学)を修了した[2]。大学3年生のときにゾンビ映画にハマり、博士論文とは別にゾンビ関連の論文を執筆したところ、出版社から単行本化の依頼が来た[8]。
京都文教大学講師[7]、奈良県立大学准教授[9]を経て、2019年より近畿大学総合社会学部 総合社会学科 社会・マスメディア系専攻准教授[2]。
専門はゾンビ学、アニメ聖地巡礼、観光社会学、コンテンツツーリズム学、サブカルチャー、バーチャルYouTuber、ゲームなど。自身も「ゾンビ先生」としてバーチャルYouTuberで活動している[4]。ゾンビのアバターで行うオンライン講義「ゾンビ学」は近畿大学の人気講義として知られる[8]。
主な著書
編集- 『ゾンビ学』人文書院、2017年。ISBN 9784409241103
- 『アニメ聖地巡礼の観光社会学: コンテンツツーリズムのメディア・コミュニケーション分析』法律文化社、2018年。ISBN 4589039575
- 『巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代 』KADOKAWA〈角川新書〉、KADOKAWA 2018年。ISBN 4040822595
- 『大学で学ぶゾンビ学 ―人はなぜゾンビに惹かれるのか』扶桑社、2020年。ISBN 9784594083243
- 『極限状態から学ぶ!ゾンビ英単語 この英単語&英会話で生き残れ』監修、増進堂・受験研究社、2022年6月、ISBN 442454401X
脚注
編集- ^ 岡本健 [@animemitarou] (2022年5月30日). "【皆さまに感謝!】". X(旧Twitter)より2022年9月3日閲覧。
- ^ a b c d “リサーチマップ”. 国立研究開発法人科学技術振興機構. 2022年8月15日閲覧。
- ^ “教員紹介 岡本健 准教授”. 近畿大学. 2022年8月15日閲覧。
- ^ a b “大学准教授はゾンビ先生 「魔界から来た研究者」の動画配信術”. 朝日新聞. (2022年3月21日) 2022年8月15日閲覧。
- ^ “岡本 健 プロフィール”. 文春オンライン. 2022年8月15日閲覧。
- ^ 「ゾンビ先生」の中の人「岡本健」の紹介 - YouTube
- ^ a b 岡本, 健 (2013-02-15). n次創作観光 アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性. 江別: NPO法人北海道冒険芸術出版. ISBN 978-4-905385-04-2
- ^ a b 未希, 木下 (2023年7月12日). “ゾンビ先生に学ぶ「研究の極意」 近畿大、日本で唯一の人気講義”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年5月21日閲覧。
- ^ 南ゆかり (2017年10月26日). “「アニメ聖地巡礼」から「ゾンビ」まで。日本発の観光現象はどこまでいく!?”. ほとんど0円大学. 2022年8月15日閲覧。
外部リンク
編集- 岡本 健(総合社会学部 総合社会学科 社会・マスメディア系専攻/情報学研究所) - 近畿大学 総合社会学部・大学院 総合文化研究科
- 岡本健@Vtuber「ゾンビ先生」【ゲーム実況】 (@animemitarou) - X(旧Twitter)
- ゾンビ先生の『YouTubeゾンビ大学』 - YouTubeチャンネル