山本 恭司(やまもと きょうじ、1956年3月23日 - )は、日本音楽家音楽プロデューサーギタリスト作曲家ロックバンドBOWWOWのリーダー。島根県松江市出身。息子はスタジオ・ミュージシャンドラマー作曲家山本真央樹[1]

山本 恭司
生誕 (1956-03-23) 1956年3月23日(68歳)
出身地 日本の旗 日本島根県松江市
ジャンル ヘヴィメタルハードロック
職業
担当楽器 ギター
活動期間 1976年 -
共同作業者 BOWWOW
著名使用楽器
ヤマハ・HR
ヤマハ・SF-3000

人物

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1976年にBOW WOWでデビュー。

1977年にはBOW WOWで、エアロスミスキッスの日本ツアーに同行。海外活動にも目を向け、1982年、イギリスで行われた「レディング・フェスティバル」では満場のスタンディングオベーションを受けた。VOW WOWでは本格的に活動の場をイギリスに移す(VOW WOWは日本人グループとしては初めてイギリスのミュージシャンズ・ユニオンに加盟している)。

その後WILD FLAGや新生BOW WOWを経て、現在はオリジナルメンバーで再結成したBOW WOWと、自身のソロ活動や他アーティストのプロデュースなどを中心に活動している。

2001年のウリ・ジョン・ロート日本公演の際にはウリ本人から請われてゲストとして参加した。

トミー・ボーリンJames Gang / DEEP PURPLE)のファンとしても知られ、ボーリンの死後、彼の使用していたYAMAHA・SX-125を引き取っている[注 1][注 2]

年譜

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1972年、島根県立松江南高等学校時代、同級生の佐野史郎らとロックバンド結成[2]

1974年、高校卒業後、ネム音楽院(現:ヤマハ音楽院)に入学。

1975年、BOW WOWを結成。1976年にデビュー。

1980年、Music Life誌の人気投票ギタリスト部門で1位となる。同年5月1stソロアルバム『Horizon』リリース。

1982年1月21日、アルバム『Guitar Man』リリース(BOW WOW及び『Horizon』の楽曲から教材用に再編集されたもの)。10月21日、ロンドンでレコーディングされた2ndソロアルバム『Electric Cinema』リリース。

1984年、メンバーチェンジでヴォーカル人見元基キーボード厚見玲衣が加入。バンド名をVOW WOWと改める。

1989年、ヤマハよりエレキギターヤマハ・HR山本恭司モデル発売。

1990年、VOW WOW解散。WILD FLAG結成。

1994年、ミュージカルの音楽監督や海外アーティストのプロデュースなどを手掛ける。

1995年、新生BOW WOW結成。1996年、京都RAGへ初出演。

1997年、矢沢永吉ツアーに参加。以後、矢沢のツアーに参加する機会が増える。

1998年、オリジナルBOW WOW再結成。16年ぶり3枚目となるソロ・アルバム『Mind Arc』をリリース。

1999年、Project「R」に参加。

2000年、デビュー25周年を記念してファースト・ソロ・ライブを行う(京都ラグ&渋谷Egg Man)。4thソロアルバム『REQUIEM』をリリース。

2001年、ウリ・ジョン・ロートの日本公演にゲスト出演(大阪・名古屋・東京)。

2003年、X.Y.Z.→Aが6月4日にリリースしたアルバム『IV (X.Y.Z.→Aのアルバム)』のプロデュース及び同アルバム内の『Ready For Thunder』の作曲を担当。

2004年、5thソロアルバム『TIME』をリリース。

2006年、ソロとしては初のライブ音源『"TIME"〜悠久の時を越えて〜』をCD&DVDにてリリース。

2006年、Yahoo! JAPANのWEBコンテンツ、『月刊チャージャー』上で様々なゲストを招いての対談記事を連載開始。ロックバンド、ロードオブメジャーが5月31日にリリースしたシングル『ENERGY』の編曲に参加。

2007年、ロードオブメジャーが2月7日にリリースしたシングル『PLAY THE GAME』の作曲に参加。8月、初期のソロアルバム3作『Horizon』『Guitar Man』『Electric Cinema』が本人監修のもと初CD化。

2010年8月、ソロアルバム『The Life Album』をリリース。

ディスコグラフィー

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アルバム

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  • Horizon(1980年、SM25-5052)
  • Guitar Man(1982年)
  • Electric Cinema(1982年)
  • Mind Arc(1998年)
  • REQUIEM(2000年)
  • TIME(2004年)
  • "TIME" 〜悠久の時を越えて〜(2006年)
  • The Life Album(2010年)
  • 『“Inori” Rebuilding Lives』Kyoji Yamamoto & His Friends(2012年) (東日本大震災支援作品)
  • PHILOSOPHY(2014年)
  • Lafcadio(2015年)
  • Voice of the Wind(2017年)10枚目のソロアルバム
  • 2020(2020年)11枚目のソロアルバム
  • HOPE IS MARCHING ON(2021年)12枚目のソロアルバム
  • 『THE HARMONY OF 57 STRINGS』Kyoji Yamamoto & Χ [Iksa](2022年)
  • Mindpowers(2023年)13枚目のソロアルバム
  • "TIME" 〜悠久の時を越えて〜(2006年)
  • 山本恭司ソロ・コンサート 〜21 JULY 2007〜(2008年)

その他

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  • HEALING COLLECTION〜The Best Of Kyoji Yamamoto〜(2008年) - CDとDVD
  • 六弦心 Vol.1 - Various Artists(2012年)プロデュース
  • 六弦心 Vol.2 - Various Artists(2013年)プロデュース
  • CDシングル『13th Shot』「ゴルゴ13特別展」(2017~2019年)テーマ曲
  • Tima II(2020年)3曲入りCD(NANIWA EXPとのセッション曲他収録)

セッション参加

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その他、多数。

テレビ番組

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  • 八雲の帰郷〜佐野史郎&山本恭司ギリシャ朗読ライブ〜(2014年10月、山陰放送、JNN中四国ブロック・BS-TBS)

脚注

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注釈

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  1. ^ ボーリンはYAMAHAとエンドースメント契約を交わしており、このSX-125もDEEP PURPLEの来日ツアーにあたり、YAMAHAからボーリンに無償で提供されたもので、ツアー終了後はYAMAHAに返却され長らく保管されていた。
  2. ^ 山本がYAMAHAの担当者に聞いた話では「エンドースメント契約を交わしたミュージシャンから返却された楽器は、税制上の問題から全て廃棄処分しなければならない」との事であり、山本は「それではあまりに勿体ない」と感じSX-125を譲り受ける形になった。

出典

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  1. ^ 山本恭司氏 × sibeliuski 対談ブログシリーズ#4 Avid Japan Audio Blog 2012年5月9日
  2. ^ 佐野史郎の方が年上だが、他の高校を1年で中退しているためである。

関連項目

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外部リンク

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