山城むつみ
山城 むつみ(やましろ-、男性、1960年9月24日-)は日本の文芸評論家。本名山城康治。東海大学文化社会学部文芸創作学科教授。
山城 むつみ (やましろ むつみ) | |
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ペンネーム | 山城 むつみ(やましろ むつみ) |
誕生 |
山城 康治 1960年9月24日 大阪府堺市 |
職業 | 文芸評論家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 大阪外国語大学ロシア語学科卒業 |
活動期間 | 1992年 - |
ジャンル | 文芸評論 |
主題 |
文芸批評 ドストエフスキー |
代表作 |
『文学のプログラム』(1995年) 『転形期と思考』(1999年) 『ドストエフスキー』(2010年) |
主な受賞歴 |
群像新人文学賞(1992年) 毎日出版文化賞(2011年) |
デビュー作 | 「小林批評のクリティカル・ポイント」(1992年) |
ウィキポータル 文学 |
来歴
編集大阪府生まれ。奈良県立郡山高等学校卒業。大阪外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。大学生時代には法橋和彦から教えを受ける。
「小林批評のクリティカル・ポイント」(『群像』1992年12月号)で第35回群像新人文学賞評論部門受賞。
1995年3月、最初の本『文学のプログラム』を刊行。
『文學界』2004年2月号より不定期連載「ドストエフスキー」を開始。「ドストエフスキー〔2〕」(2004年7月号)、「ドストエフスキー〔3〕」(2005年12月号)、「ドストエフスキー〔4〕」(2007年3月号)、「ドストエフスキー〔4〕承前」(2007年4月号)。2008年より掲載誌を『群像』に変更。「ドストエフスキー『白痴』について」(2008年8月号)、「ドストエフスキー『未成年』の切り返し」(2009年4月号)、「カラマーゾフのこどもたち」(2010年7月号)。
2010年11月、単行本『ドストエフスキー』(講談社)刊行。翌年同書により第65回毎日出版文化賞受賞。
ヴァルター・ベンヤミンについての長編批評のシリーズとして、「ベンヤミン再読――運命的暴力と脱措定」(「新潮」2017年2月号)、「ベンヤミンのメキシコ学――運命的暴力と翻訳」(「新潮」2019年5月号)。
連載評論「連続する問題」を「すばる」2018年8月号から2020年12月号まで隔月連載(全15回)。
著作
編集- 『文学のプログラム』(太田出版、1995/講談社文芸文庫、2009)
- 『転形期と思考』(講談社、1999)
- 『ドストエフスキー』(講談社、2010/講談社文芸文庫、2015)
- 『連続する問題』(幻戯書房、2013)
- 『小林秀雄とその戦争の時――『ドストエフスキイの文学』の空白』(新潮社、2014)
共著
編集- 『文学は<人間学>だ。』佐藤泰正共著 笠間書院、2013