小松彦三郎

日本の数学者 (1935-2022)

小松 彦三郎(こまつ ひこさぶろう、1935年9月5日[2] - 2022年10月2日)は、日本の数学者東京大学名誉教授。
師は吉田耕作。弟子に大島利雄高崎金久など。多くの数学者を育てた[3]

小松彦三郎
こまつ ひこさふろう
人物情報
生誕 (1935-09-05) 1935年9月5日
日本の旗 日本
死没 2022年10月2日(2022-10-02)
日本の旗 日本
誤嚥性肺炎
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学理学部 東京大学大学院理学系研究科
学問
研究分野 関数解析学数学史
博士課程指導教員 吉田耕作
博士課程指導学生 大島利雄 高崎金久
学位 理学博士[1]
称号 東京大学名誉教授
主な業績 超関数の理論と応用の功績
学会 日本数学会
主な受賞歴 1969年 朝日賞
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来歴

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大阪府出身。北野高校卒業後[4]、東京大学に進学。1960年3月東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、1964年3月博士号を取得[1](論文博士)。1976年東京大学理学部教授[2]、1992年東京大学大学院数理科学研究科教授、1996年3月退官、名誉教授。1996年4月東京理科大学理学部教授。2006年3月退任[5]

専攻は関数解析学であるが、佐藤幹夫が創始した佐藤超関数(hyperfunction)の関数解析的基礎付けの仕事がよく知られ、佐藤とともに「超関数の理論と応用の功績」により1969年朝日賞を受賞[2][6]。近年は[いつ?]、数学史家として、江戸期の数学(特に関孝和の数学)の研究に専念している。2015年春の叙勲で瑞宝中綬章受章[要出典][7]

2022年10月2日誤嚥性肺炎のため死去[6]。87歳没。

脚注

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出典

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  1. ^ a b Semi-groups of operators in locally convex spaces『局所凸空間における作用素の半群』、東京大学、1964年。理学博士。NAID 500000433568
  2. ^ a b c 小松彦三郎」『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%BD%A6%E4%B8%89%E9%83%8Eコトバンクより2022年12月16日閲覧 
  3. ^ https://www.genealogy.math.ndsu.nodak.edu/id.php?id=44560 Mathematics Genealogy Project Hikosaburo Komatsu
  4. ^ https://www.sconavi.com/talent/detail/%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%BD%A6%E4%B8%89%E9%83%8E/ 高校偏差値ナビ 小松彦三郎の出身高校
  5. ^ https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000040011473/ KAKEN 小松 彦三郎 KOMATSU Hikosaburou
  6. ^ a b “小松彦三郎さん死去”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2022年12月15日). https://www.asahi.com/articles/DA3S15502367.html 2022年12月15日閲覧。 
  7. ^ 平成27年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 10 (2015年4月29日). 2023年3月8日閲覧。