小口 偉一(おぐち いいち、1910年2月27日 - 1986年12月15日)は、日本の宗教学者。東京大学東洋文化研究所名誉教授。

小口 偉一
人物情報
生誕 (1910-02-27) 1910年2月27日
日本の旗 日本東京都
死没 1986年12月15日(1986-12-15)(76歳没)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 宗教学
研究機関 東京大学東洋文化研究所
学位 文学博士
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経歴

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1910年、東京で生まれた。東京帝国大学宗教学科で学び、1935年に卒業。同大学大学院に進学。文学部副手となり、1942年に東京大学東洋文化研究所嘱託となった。

太平洋戦争後

戦後の1947年に助教授昇格。1962年、学位論文『宗教社会学序説』を國學院大學に提出して文学博士号を取得[1]。1963年、東京大学東洋文化研究所教授に昇格。1965年から1966年、1968年から1970年の2期にわたって同東洋文化研究所所長を務めた[2]。1970年に東京大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は愛知学院大学教授として教鞭をとった。1982年に愛知学院大学を退職し、以降は客員教授として務めた。

学界では日本宗教学会会長を務めた。

受賞・栄典

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研究内容・業績

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専門は宗教学。日本にマックス・ヴェーバーの宗教社会学を紹介し、シャーマニズムだけでなく戦後の新宗教研究を開拓した。

著作

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著書
共著・編著・翻訳
翻訳
記念論集
  • 『宗教と社会』小口偉一教授古稀記念会 春秋社, 1981

参考

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  • 『東洋文化研究所の50年』1991 

脚注

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