宗田一
宗田 一(そうだ はじめ、1921年3月1日 - 1996年7月7日[1])は、新潟県寺泊(現長岡市)出身の医史学者[2]。
人物
編集1941年(旧制)官立金沢医科大学薬学専門部(現在の金沢大学医薬保健学域薬学類)を卒業。薬学史、医史学の硏究。日本医史学会常任理事、野間科学医学研究資料館理事。
宗田文庫
編集国際日本文化研究センター所蔵の宗田文庫は、宗田一が収集した、医学史・薬学史に関する書籍、図版資料などを中心とする日本医療文化史の資料コレクションで、目録が作成されており[3][4]、国際日本文化研究センターサイトでも検索できる[5]。
著作
編集- 「江戸時代の科学器械 」(藪内清・宗田一共編集、1964年)
- 「日本製薬技術史の研究」 (1965年)
- 「近代薬物発達史」 (1974年)
- 「日本の名薬」(1981年、2001年)
- 「健康と病の民俗誌 : 医と心のルーツ(1984年)
- 「医学近代化と来日外国人」( 宗田一、長門谷洋治、蒲原宏、石田純郎共著、1988年)
- 「医療と神々: 医療人類学のすすめ」(宗田一、池田光穂共著、1989年)
- 「図説・日本医療文化史」(1989年.1994年再版)
- 「渡来薬の文化誌 ― オランダ船が運んだ洋薬」(1993年)
受賞歴
編集- 1990年、矢数医史学賞