安保璃紅
安保 璃紅(あんぽ りく、1997年9月9日 - )は、日本のキックボクサー。第5代Krushスーパー・フェザー級王者[1]。兵庫県姫路市出身。兄はキックボクサーの安保瑠輝也[2]。
基本情報 | |
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異名 | 無限の速射砲 |
階級 |
スーパーフェザー級 → フェザー級 |
身長 | 174cm |
誕生日 | 1997年9月9日(27歳) |
出身地 | 日本・兵庫県姫路市 |
家族 | 安保瑠輝也(兄) |
所属 |
team ALL-WIN →フリー |
スタイル | 空手 |
テーマ曲 | 「オール・オブ・ザ・ライツ」カニエ・ウェスト |
プロキックボクシング戦績 | |
総試合数 | 14 |
勝ち | 10 |
KO勝ち | 6 |
敗け | 4 |
略歴
編集幼少時代から兄とともに空手で実績を残し、関西で「安保兄弟」として知られるようになる[3]。
2016年9月にKrushでプロデビュー[4]。Krushの「第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場し、山本真弘、郷州征宜、レオナ・ペタスに勝利し、無敗のままスーパー・フェザー級王者となった[4]。タイトル初防衛戦で郷州に敗北し、2019年11月にはK-1の「第3代フェザー級王座決定トーナメント」の1回戦でジャオスアヤイ・アユタヤファイトジムと対戦し、初のKO負け[4]。以降、約2年半の休止期間を経て、2022年7月にライト級に転向[4]。「Krush.139」に出場予定であったが、減量中に低カリウム血症と診断され、重症不整脈等出現の可能性があることからドクターストップとなる[5]。
2023年6月に約3年半ぶりの復帰戦として格闘技イベントBigbangで齋藤紘也と対戦し、判定負け[6]。
2024年2月に兄の瑠輝也が自身のYouTubeチャンネルで璃紅が窃盗などの素行不良を繰り返し、行方不明状態であることを告白[7]。その後、対面して反省と更生を誓ったが、同年6月には再び窃盗などを行っていたことを瑠輝也が報告[8]。BreakingDown(「BreakingDown12」)のオーディションに参加する予定であったが、無断欠席していた[8]。7月には、瑠輝也が璃紅を呼び出して手をあげ、「格闘技でやり直したい」という璃紅の意思、覚悟を確認するためにスパーリングを行い、計7回のダウンを奪われて終わった[9]。
2024年12月開催の「BreakingDown14」のオーディションに参加[10]。12のオーディションを無断欠席した件について謝罪し、COOの溝口勇児から「今後そういうことは絶対にないと約束できますか?」と問われると、「約束します」と明言した[10]。オーディションではRIZIN出場経験があるMASANARIとのスパーリングで勝利し、才賀紀左衛門のジム「サイガジム」所属の高校生選手である杉村昴汰との対戦が決まった[10]。試合は延長判定0-5で敗北[11]。
戦績
編集プロキックボクシング
編集キックボクシング 戦績 | ||||||
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14 試合 | (T)KO | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | |
10 勝 | 6 | 4 | 0 | 0 | 0 | |
4 敗 | 1 | 3 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | 齋藤紘也 | 3R終了 判定0-3 | Bigbang 46 | 2023年6月18日 |
× | ジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム | 1R 1:14 KO(左フック) | “K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」 | 2019年11月24日 |
× | 朝久泰央 | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~ | 2018年12月8日 |
○ | 川口 拓真 | 3R 1:53 TKO(タオル投入) | Krush.93 | 2018年9月30日 |
○ | 覇家斗 | 3R終了 判定3-0 | Krush.89 | 2018年6月30日 |
× | 郷州征宜 | 3R終了 判定1-2 | Krush.81 | 2017年10月1日 |
○ | レオナ・ペタス | 3R終了 判定3-0 | Krush.76【-60kg王座決定トーナメント・決勝戦】 | 2017年5月28日 |
○ | 郷州征宜 | 3R終了 判定3-0 | Krush.75【-60kg王座決定トーナメント準決勝戦】 | 2017年4月2日 |
○ | 山本真弘 | 1R 2:05 KO(3ノックダウン) | Krush.73【-60kg王座決定トーナメント・一回戦】 | 2017年2月18日 |
○ | 稲石竜弥 | 3R終了 判定2-0 | Krush.71 | 2016年12月18日 |
○ | 三輪裕樹 | 2R 2:52 KO | Krush.69 | 2016年9月30日 |
○ | 泰良拓也 | 1R 2:40 KO(ハイキック) | HOOST CUP SPIRIT 5 | 2015年3月1日 |
○ | 辻貴之 | 1R 1:40 KO(ボディへの膝蹴り) | HOOST CUP KINGS WEST | 2014年11月30日 |
アマチュアキックボクシング
編集勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | 杉村昴汰 | 1分1R+延長1R終了 判定0-5 | BreakingDown14 | 2024年12月8日 |
獲得タイトル
編集- 第5代Krushスーパー・フェザー級王者
脚注
編集- ^ “【Krush】無敗の19歳・安保璃紅、レオナを下し新王者に”. eFight (2017年5月28日). 2021年2月25日閲覧。
- ^ “安保 璃紅 選手紹介”. 2011年10月12日閲覧。
- ^ “安保 璃紅”. K-1 OFFICIAL SITE | 格闘技イベント. 2024年11月23日閲覧。
- ^ a b c d “【Krush】2年半ぶり復帰の安保璃紅「瑠輝也に恩返しするんやったら、格闘技でもう一回活躍する以外ない」vs.昇也「全身全霊でどの試合も戦って結果を出す」”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年11月23日閲覧。
- ^ “【Krush】安保璃紅がドクターストップで三宅祐弥が前夜のオファー受け計量無事パス、亀本勇翔の950オーバーに森坂陸「悲しいですね」”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年11月23日閲覧。
- ^ “【ビッグバン】藤村大輔がTKO勝ちで新王者に、龍斗がハイキックで初KO勝ち、城戸康裕に対戦迫る大輝がプライチュンポンを破る、山際和希がジャパンキックからの刺客・政斗を撃退、安...”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年11月23日閲覧。
- ^ 大井義明. “安保瑠輝也、元格闘家の弟の「泥棒」「行方不明」告白「そのために刑務所」立件覚悟も更生願う - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年11月24日閲覧。
- ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2024年6月14日). “安保瑠輝也、弟の璃紅が再び窃盗など繰り返すと告白「俺の親友の家にも泥棒に入ったりして」”. サンスポ. 2024年11月24日閲覧。
- ^ “安保瑠輝也、問題児の実弟を“ボコボコ”ガチスパー!パッキャオ戦は「まったく違う動きする」” (2024年7月17日). 2024年11月24日閲覧。
- ^ a b c “【BreakingDown】K-1とRISEのトップで活躍した小宮山工介が出場、大野篤樹と空手家対決。安保瑠輝也の弟・璃紅の出場も決定”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年11月23日閲覧。
- ^ “【ブレイキングダウン14】〝サイガジムの秘密兵器〟17歳の杉村昴汰が衝撃デビュー 安保璃紅に打ち勝つ”. サンスポ (2024年12月8日). 2024年12月13日閲覧。
外部リンク
編集前王者 卜部弘嵩 |
第5代Krush -60kg王者 2017年5月28日 - 2017年10月1日 |
次王者 郷州征宜 |