太田 芳枝(おおた よしえ、旧姓:浜、1942年9月1日 - )は、日本の元労働官僚。旧労働省婦人局が改組なった女性局の初代局長。

来歴・人物

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1995年6月、松原亘子に次いで婦人局長に就任した。同局は在任中、女性局と改称され[1]、同局長ポストを合わせて3年ほど務めた。松原に次ぐ二人目の女性次官に就任するチャンスもあったが、男女雇用機会均等法、育児休業法及び介護休業法(現在の育児介護休業法)の改定作業など、雇用における男女間の機会均等や女性の均等な待遇確保といった格差是正の諸施策が山積みとして立ち塞がり難しい立場にあった。1998年、女性局長を最後に退官した。

入省同期では、労政関係全般に強いと云われていた伊藤庄平労働事務次官や、長勢甚遠法務大臣[2]などがいる。

略歴

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他に財団法人国際労働財団理事、財団法人厚生問題研究会理事、財団法人浩志会評議員、認定特定非営利活動法人救急ヘリ病院ネットワーク理事、慶應義塾評議員等も務める。

脚注

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  1. ^ 労働省女性局 コトバンク
  2. ^ 日本経済新聞 1999年10月25日
先代
松原亘子
労働省婦人局長→女性局長
1995年 - 1998年
次代
藤井龍子