天沢寺
山梨県甲斐市亀沢にある寺院
天沢寺(てんたくじ)は、山梨県甲斐市亀沢に所在する寺院。曹洞宗寺院で山号は巨鼇山(きょこうさん)、本尊は釈迦如来。天澤寺とも表記する。
天沢寺 | |
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本堂(2013年10月28日撮影) | |
所在地 | 山梨県甲斐市亀沢2609 |
位置 | 北緯35度43分38秒 東経138度31分41.4秒 / 北緯35.72722度 東経138.528167度座標: 北緯35度43分38秒 東経138度31分41.4秒 / 北緯35.72722度 東経138.528167度 |
山号 | 巨鼇山 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 文明年間(1475年頃) |
正式名 | 巨鼇山天澤寺 |
札所等 | 甲斐百八霊場65番 |
法人番号 | 8090005000442 |
概要
編集所在する甲斐市亀沢は甲府盆地北縁の山裾に位置する。荒川支流の亀沢川左岸に立地する。一帯は中世の龜澤鄕、近世の巨摩郡龜澤村、中巨摩郡睦澤村大字龜澤に含まれる。 『甲斐国志』『甲斐国社記・寺記』に拠れば、室町時代の文明4年(1472年)に鷹岳宗俊が草庵を結び、文明7年(1475年)に武田家臣・譜代家老衆で亀沢領主の飯富虎昌が宗俊を招き、天沢寺と号したという。鷹岳宗俊は郡内地方で都留市金井の用津院を創建している。勝頼期には譜代家老・山県昌満が再興したという。
武田氏の滅亡後は、天正11年(1583年)に甲斐を領有した徳川氏により寺領が安堵される。寺蔵文書として慶長8年(1603年)の平岩親吉禁制写、正保4年(1647年)平岩良辰禁制写が伝存している。