大西行礼
日本の実業家、蔵書家
大西 行礼(おおにし ゆきのり、1870年9月25日(明治3年9月1日[1])– 没年不詳[注釈 1])は、日本の実業家、蔵書家。
概要
編集1870年、香川県の士族、素封家である大西家当主・大西唯一の長男として出生[1]。1874年(明治7年)12月に家督を継ぎ[1]、1893年(明治26年)に明治法律学校(現・明治大学)を卒業した。百十四銀行重役などを務める一方で農業も営み、香川県の高額納税者であった。四国財界の代表者と言われ、四国第1位の資産家であった。また、重要文化財などを含む、多くの和漢の書籍を所有し、日本では稀に見る蔵書家と称された。
親族
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年、オ133頁によると、長男・虎之介が家督を相続したのは昭和5年(1930年)である。
出典
編集- ^ a b c 『人事興信録 第4版』を47-48頁。
- ^ 伊藤長次郎(読み)いとう ちょうじろうコトバンク
参考文献
編集- 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
- 『時事新報社第三回調査全国五拾万円以上資産家』時事新報、1916年。