大江千古
平安時代前期の貴族。大江音人の七男。従四位下・伊予権守、従四位上・式部大輔。文。策。後撰新古今作者
大江 千古(おおえ の ちふる)は、平安時代前期の貴族。参議・大江音人の七男。官位は従四位下・伊予権守。
時代 | 平安時代前期 |
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生誕 | 貞観8年(866年) |
死没 | 延長2年5月29日[1](924年7月3日) |
官位 | 従四位下・伊予権守[2] |
主君 | 醍醐天皇 |
氏族 | 大江氏 |
父母 | 父:大江音人 |
兄弟 | 公幹、玉淵、千里、宗淵、染淵、千秋、千古、春潭、千枝 |
妻 | 巨勢文雄娘 |
子 | 維明、維望、維潔、維時 |
経歴
編集延喜元年(901年)の方略試で及第し、翌年の除目で式部少丞に任ぜられている。漢学に詳しく、醍醐天皇の侍読を務めた。
延長2年(924年)5月29日卒去(没日を2月2日とする説もある)。時に伊予権守従四位下。
『後撰和歌集』に「冬の歌」と「恋の歌」の二つの歌が、『新古今和歌集』には延喜6年(906年)の日本紀竟宴の時に詠まれた歌が入集している。
系譜
編集脚注
編集参考文献
編集- 井上辰雄『平安儒家の家 大江家のひとびと』塙書房、2014年 ISBN 978-4-8273-1265-2 第9章「大江千里と千古」