大梶七兵衛
江戸時代の土木事業家
大梶 七兵衛(おおかじ しちべえ、元和7年(1621年) - 元禄2年5月25日(1689年7月11日))は、江戸時代前期の土木事業家。出雲国神門郡古志村(現在の島根県出雲市古志町)の出身。高い農業土木技術を認められて松江藩に召され開発棟梁となり、荒木浜における植林、高瀬川の開削など、出雲平野の開拓・植林に尽力した。大正4年(1915年)、従五位を追贈された[1]。
本項における記述は初代について述べたものである。
年表
編集和暦 | 西暦 | 内容 |
---|---|---|
元和7年 | 1621年 | 神門郡古志村で誕生 |
寛文2年 | 1662年 | 荒木浜干拓の許可を得る |
延宝5年 | 1677年 | 荒木村へ移住 |
延宝6年 | 1678年 | 大胆煎となる |
貞享元年 | 1684年 | 高瀬川開拓に着手 |
貞享4年 | 1687年 | 高瀬川開通 |
元禄元年 | 1688年 | 十間川開拓に着手 |
元禄2年 | 1689年 | 初代七兵衛死去(69歳) |
功績
編集河川の開拓
- 高瀬川
- 十間川
植林
- 荒木浜
脚注
編集- ^ 田尻佐 編『贈位諸賢伝 増補版 上』(近藤出版社、1975年)特旨贈位年表 p.39