大川美術館
群馬県桐生市にある美術館
大川美術館(おおかわびじゅつかん)は、群馬県桐生市水道山の中腹(小曾根町)にある群馬県の登録博物館。大川栄二の収集品を収蔵展示、運営は公益財団法人大川美術館。
大川美術館 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 近代洋画 |
管理運営 | 公益財団法人大川美術館 |
開館 | 1989年4月[1][2] |
所在地 |
〒376-0043 群馬県桐生市小曾根町3-69[1] |
位置 | 北緯36度25分0.6秒 東経139度20分2.4秒 / 北緯36.416833度 東経139.334000度座標: 北緯36度25分0.6秒 東経139度20分2.4秒 / 北緯36.416833度 東経139.334000度 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集同市出身の実業家である大川栄二が40年間かけて集めたコレクションが展示されている。1989年に開館した[2]。
建物は、元第一勧業銀行社員寮を松本莞(松本竣介子息)の設計により増築・改装したもので、山の中腹に斜面に沿って建つスキップフロア方式。図書室、庭園、喫茶室、ミュージアムショップを併設している。
コレクション
編集日本の近代洋画を中心に6,500点を超えるコレクションを有している。松本竣介(1912~1948年)と野田英夫(1908~1939年)のコレクションに関しては日本最大で、松本竣介を中心とした「人脈」に注目し、師弟・同グループ・友人・影響関係などのつながりのある作家の作品を収集するユニークなコレクションを形成している。代表的な収蔵作品に、松本竣介『街』(1938年)、『運河風景』(1943年)などがある。また、野田英夫『都会』(1937年)は元は大川美術館の所蔵品で、現在は東京国立近代美術館にある。
その他に、ピカソ、ミロ、ルオー、ベン・シャーンらの西洋美術、藤島武二のエスキース、曾宮一念、難波田龍起・史男・紀夫、清水登之らのまとまったコレクションを所蔵、展示しており、地方都市の私立美術館としては比類ない充実度を誇る美術館である。