大山敏子
大山 敏子(おおやま としこ、1914年2月28日 - 1978年4月13日[1])は、日本の英文学者、翻訳家。 専門はシェイクスピア。
人物・来歴
編集東京生まれ。津田塾大学教授を務め、シェイクスピアについての著書、翻訳を刊行した。 夫はシェイクスピア学者の大山俊一。かつて旺文社文庫のシェイクスピア作品は、大山夫妻の訳で占められていた。 これら大山訳作品は上演用ではなく、地口などを訳さず注をつける勉強用の翻訳であった。
著書
編集翻訳
編集シェイクスピアの戯曲
編集- 『十二夜』(福原麟太郎共訳、角川文庫) 1960年
- 『ヴェニスの商人』(旺文社文庫) 1966年
- 『ロミオとジュリエット』(旺文社文庫) 1966年
- 『お気に召すまま』(旺文社文庫) 1970年
- 『真夏の夜の夢』(旺文社文庫) 1970年
- 『十二夜』(旺文社文庫) 1972年
- 『じゃじゃ馬ならし』(旺文社文庫) 1973年
- 『冬の物語』(旺文社文庫) 1977年
- 『ウィンザーの陽気な女房たち』(旺文社文庫) 1978年
その他
編集- 『リチャード二世におけるシェイクスピアの調和の心象』(リチャード・オールティック、篠崎書林) 1957年
記念論集
編集- 『英米の文学と言語 大山俊一先生・大山敏子先生還暦記念論集』(篠崎書林) 1981年
脚注
編集- ^ 『著作権台帳』