大分空港道路(おおいたくうこうどうろ、英語: OITA AIRPORT ROAD[1])は、大分県速見郡日出町大分空港を結ぶ地域高規格道路である。国道10号日出バイパス国道213号、および大分県道404号糸原杵築線バイパスから構成される。

地域高規格道路
(無料)
大分空港道路
E97 大分空港道路
国道10号標識 国道10号バイパス
国道213号標識 国道213号
大分県道404号糸原杵築線
地図
地図大分空港道路(赤)と日出バイパス(緑)の経路、大分空港の位置
路線延長 31.9 km
開通年 1991年平成3年) - 2002年(平成14年)
起点 大分県速見郡日出町
速見IC・日出交点)
終点 大分県国東市(安岐交点)
接続する
主な道路
記法
E10 東九州自動車道
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
大分空港道路(国道213号安岐交点)

一般的に大分空港道路は先行開通区間である国道213号日出交点 - 国道213号安岐交点間、およびその延伸部を指す。この区間は大分県道路公社一般有料道路として管理していたが、2010年平成22年)12月1日に無料化されている。無料化に伴い、大分県別府土木事務所に管轄が変わった。 全線が自動車専用道路である。

高速道路ナンバリングによる路線番号は、日出バイパスとともに「E97」が割り振られている[2]

概要

編集

国道10号日出バイパス

編集

国道213号大分空港道路(延伸部)

編集
  • 始点:大分県速見郡日出町大字藤原(日出IC
  • 終点:大分県速見郡日出町大字藤原(藤原JCT
  • 距離:2.5 km
  • 道路幅員:10.5 m
  • 車線数:暫定2車線
  • 車線幅員:3.5 m

国道213号大分空港道路および大分県道404号糸原杵築線

編集
  • 始点:大分県速見郡日出町大字大神
  • 終点:大分県国東市安岐町塩屋
  • 距離:20.4 km
  • 道路幅員:10.5 m
  • 車線数:暫定2車線
  • 車線幅員:3.5 m
    • 起点から杵築ICまでは国道213号、杵築ICから終点までは大分県道404号糸原杵築線である。

沿革

編集

インターチェンジなど

編集

国道10号日出バイパス

編集

国道213号大分空港道路

編集
IC
番号
施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考 所在地
国道10号日出バイパス
日出IC 国道10号(現道) 0.0 速見郡
日出町
藤原JCT E97 大分空港道路(杵築方面) 2.5 日出交点方面とは接続せず
IC
番号
施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考 所在地
- 日出交点 国道213号(現道) 0.0 速見郡
日出町
藤原JCT E97 大分空港道路延伸部(日出IC方面) 2.4 延伸部とは杵築方面のみ接続
- 相原PA 2.9 下り線のみ 杵築市
杵築IC/TB 県道49号大田杵築線 7.8 2010年12月1日本線料金所廃止
大分県道404号糸原杵築線バイパス

大分県道404号糸原杵築線バイパス

編集
IC
番号
施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考 所在地
国道213号大分空港道路
杵築IC/TB 県道49号大田杵築線 7.8 2010年12月1日本線料金所廃止 杵築市
安岐IC 県道404号糸原杵築線(現道) 16.1 国東市[4]
- 安岐交点 国道213号(杵築方面) 20.4
国道213号 大分空港方面

通行料金

編集

無料化以前の通行料金は以下の通りであった。

  • 杵築ICに料金所が本線上とランプの2箇所にあり、その他のIC・出入口に料金所はない。杵築ICを除く区間で利用する場合は「全線」を利用したということになり、杵築ICの本線料金所で通行料金を支払う。
  • 日出バイパスの通行料金は別途扱いとなる。
  • 料金支払いは現金または回数券のみでETCまたはクレジットカードでの支払いはできない。

料金表

編集

全線を走行する場合(日出IC・藤原JCT←→安岐IC・かっこ内は往復料金)

  • 普通車 : 500円(800円)
  • 軽自動車等 : 300円(480円)
  • 大型車I : 700円(1,280円)
  • 大型車II : 1,700円(3,110円)

一部区間のみの場合(日出IC・藤原JCT - 杵築IC・安岐IC - 杵築IC)

  • 普通車 : 250円
  • 軽自動車等 : 150円
  • 大型車I : 350円
  • 大型車II : 850円

往復料金について

編集

往復利用の場合、往路の際に料金収集員に「往復」と申し出ると、通常料金よりも安く設定された往復料金で通行できる。収集員に「往復」と申し出た場合、通常よりも安い往復料金を支払い、往復券(回数券になっている)を受け取る。復路の際に往復券を収集員に提示すると、裏面の回数券が回収されて残りが往復分の領収書となる。

通過市町村

編集

交通量

編集

24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度 平成27(2015)年度
日出IC - 藤原JCT 2,293 5,190 6,287
会下交差点 - 藤原JCT 2,595 5,656 8,215
藤原JCT - 杵築IC 4,799 10,939 14,722
杵築IC - 安岐IC 3,832 3,908 8,609
安岐IC - 塩屋交差点 5,080 5,839 9,209

(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

脚注

編集
  1. ^ Japan's Expressway Numbering System” (PDF). Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月4日閲覧。
  2. ^ 高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2017年2月26日閲覧。
  3. ^ “米良、大野川大橋、空港道路 無料化始まる”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社). (2010年12月1日). オリジナルの2010年12月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101203223148/http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_129116654785.html 
  4. ^ 安岐IC - 安岐交点間に杵築市を横切る区間がある
  5. ^ 令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020-10-114). 2021年5月1日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集