坂本嘉治馬
日本の実業家
坂本 嘉治馬(さかもと かじま、慶応2年3月11日(1866年4月25日) - 昭和13年(1938年)8月23日)は、日本の実業家。明治、大正期を代表する出版社、冨山房を神田神保町に設立した。土佐国(高知県)宿毛村出身[1]。
略歴
編集1866年、土佐国(高知県)宿毛村坂ノ下で生まれる。1883年に上京[1]、同郷の小野梓が経営する東洋館に勤務する[1]。1886年、東洋館が終焉をむかえたため、小野の義兄小野義眞の援助を受け冨山房を設立[1]。1900年、吉田東伍『大日本地名辞書』の刊行を開始。1915年、上田萬年、松井簡治『大日本国語辞典』の刊行を開始。1920年、内外印刷株式会社を設立。1929年、出身地に私立坂本図書館(現:宿毛市立坂本図書館)を設立[1]。1932年、大槻文彦『大言海』の刊行を開始。
著作
編集脚注
編集参考文献
編集- 社史『冨山房五十年』(冨山房、1936年)
- 『出版人の遺文 冨山房 坂本嘉治馬』(栗田書店、1968年)
外部リンク
編集- 『坂本嘉治馬』 - コトバンク
- 『坂本 嘉治馬』 - コトバンク
- 坂本 嘉治馬(さかもと かじま) - 宿毛の偉人たち - 宿毛市
- 坂本 喜治馬 - 宿毛人物史 - 宿毛市
- 宿毛市史【近代、現代編-中央で活躍した人々-坂本嘉治馬】
- 冨山房