国鉄C40形コンテナ(こくてつC40がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1986年昭和61年)度に日本車輌製造で100個のみ製造した、鉄道輸送用の12 ft長5 t積み有蓋コンテナである。

国鉄C40形コンテナ
JR貨物へ以降後のC40形コンテナ(東水島駅)
JR貨物へ以降後のC40形コンテナ(東水島駅
基本情報
種別 有蓋コンテナ
所有者 日本国有鉄道(国鉄)
日本貨物鉄道(JR貨物)
製造メーカー 日本車輌製造
製造年 1987年昭和62年)
製造数 100個
形式消滅年 2007年平成19年)
主要諸元
外面色 青22号+白帯
全長(内寸法) 3,658 mm (3,538 mm)
全幅(内寸法) 2,438 mm (2,318 mm)
全高(内寸法) 2,500 mm (2,193 mm)
荷重t
内容積 17.9 m3
自重 1.3 t
扉位置 片側側面、片側妻面
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構造

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C31形コンテナを基本とし、寸法を高くしたコンテナである。片側扉及び片側妻扉の二方開きで、外法寸法は高さ2,500 mm、幅2,438 mm、長さ3,658 mm、自重1.4 t。内容積は17.9 m3、最大積載量は5t。本形式で採用されたコンテナのサイズ(高さ)は、2017年平成29年)までの汎用コンテナまで採用されている。

塗装は、地色が青22号「コンテナブルー」であり、C36形に比べて容積が拡大したことを示すため、白色の帯がある。

現状

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  • 日本通運製造したNC2形の国鉄版である。NC2形コンテナの補完で特定駅に常備して運用された。
  • 1987年(昭和62年)4月の国鉄民営化に際しては、全数が日本貨物鉄道(JR貨物)へ引き継がれて汎用コンテナとしても使用された。
  • 2001年(平成13年)度以降、19D形19G形の登場により廃棄が進み、2007年(平成19年)度に全廃された。

参考文献

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  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 
  • 吉岡心平『国鉄コンテナのすべて』 下、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 122〉、2009年11月。ISBN 978-4-77705265-3 

関連項目

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