呼吸するピアノ』(こきゅうするピアノ)は、日本の女性アイドル松井咲子スタジオ・アルバム。松井が所属している女性アイドルグループ・AKB48からのソロデビューアルバムとして、2012年10月3日ポニーキャニオンから発売された。

『呼吸するピアノ』
松井咲子スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル instrumental
時間
レーベル ポニーキャニオン
プロデュース 秋元康(総合)
服部隆之(音楽)
高橋裕(EP、サムデイ
島野美津男(EP、ポニーキャニオン)
チャート最高順位
  • 週間10位オリコン
  • 2012年10月度月間35位(オリコン)
  • 登場回数5回(オリコン)
松井咲子 アルバム 年表
-呼吸するピアノ
(2012年)
-
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AKB48からのソロデビューは、板野友美前田敦子岩佐美咲指原莉乃渡辺麻友に続き、6人目となる[1][注 1]。全曲ピアノインストゥルメンタル[2]でかつアルバムでのデビューは今作品が初となる。

音楽監修は作曲家服部隆之が担当し、書き下ろし曲の作曲も手掛けた[2]

アルバムは、CDにDVDが付属している形態とCDのみの形態の2種類がリリースされた。特典として、2種類とも初回生産分にはイベント参加券およびプレミアム・イベント参加抽選券が封入されている。

アルバムのジャケットはGoogle+上において展開されている部活動「AKB48美術部」メンバーの作品が起用された[2]。DVDが付属している形態のジャケットは佐藤夏希によるイラスト、CDのみの形態は石田晴香のディレクションによる写真となっている[2]

キャッチコピーは、「ピアノは、君より饒舌だ」[3]

チャート成績

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2012年10月15日オリコン週間アルバムチャートにおいて、初登場で10位にランクインした。これにより、ピアニストによるデビュー作としては史上初となる初登場でのTOP10入りを達成した。デビュー作以外の初登場でのピアニストのTOP10入りは、西村由紀江(『101回目のプロポーズ』・1991年8月19日付で最高位3位を記録)以来21年1か月ぶり史上2人目で、ピアニストのTOP10入りは辻井伸行(『debut』・2009年6月29日付で最高位2位を記録)に続く、3年3か月ぶりの史上3人目の達成。

収録トラック

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CDの収録曲は種類によらず共通。

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「心の譜面」 服部隆之服部隆之
2.会いたかった BOUNCEBACK服部隆之
3.フライングゲット すみだしんや服部隆之
4.「歌う血液〜宇津井健の加圧トレーニングのテーマ〜[注 2] 服部隆之服部隆之
5.Everyday、カチューシャ 井上ヨシマサ川崎太郎
6.「魂の移動〜ぐぐたす民のテーマ〜[注 3] 服部隆之服部隆之
7.Beginner 井上ヨシマサ川崎太郎
8.ポニーテールとシュシュ 多田慎也服部隆之
9.ヘビーローテーション 山崎燿服部隆之
10.桜の木になろう 横健介服部隆之
11.W.A.モーツァルト ピアノソナタ第18番K.576ニ長調第1楽章 W.A.モーツァルト 
DVD(DVD付属形態のみ)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「魂の移動〜ぐぐたす民のテーマ〜 Music Video」  
2.「特典映像「歌う血液〜宇津井健の加圧トレーニングのテーマ〜」」  
3.「メイキング映像」  

脚注

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注釈

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  1. ^ 正確には、板野友美の前に企画物として大堀めしべ秋元康がプロデュースに関与しない増田有華おぐまなみがソロデビューを果たしているため、9人目となる。
  2. ^ 宇津井健は松井が所属する事務所・サムディの先輩に当たる。また、CD+DVD版に特典映像として収録されている本楽曲のミュージックビデオには宇津井本人も出演している。
  3. ^ 「ぐぐたす」は「AKB48 on Google+」における俗称。

出典

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  1. ^ 松井咲子イベント開催、『呼吸するピアノ』の詳細も明らかに(BARKS、2012年9月11日)2012年9月11日閲覧。
  2. ^ a b c d AKB48松井咲子、初ソロアルバム発売当日に記念イベント(ナタリー、2012年9月11日)2012年9月11日閲覧。
  3. ^ 「魂の移動〜ぐぐたす民のテーマ〜」紹介文 YouTube ポニーキャニオン公式チャンネル 2012年9月11日閲覧。

外部リンク

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