古性優作
古性 優作(こしょう ゆうさく、1991年2月22日 - [1])は、競輪選手[1]、元自転車競技選手。日本競輪選手会大阪支部所属、ホームバンクは関西サイクルスポーツセンター。日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第100期生[1]。
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基本情報 | ||||||||||||||||||
愛称 | オールラウンダー | |||||||||||||||||
国籍 | 日本 | |||||||||||||||||
生年月日 | 1991年2月22日(33歳) | |||||||||||||||||
出身地 | 大阪府大阪市 | |||||||||||||||||
身長 | 168cm | |||||||||||||||||
体重 | 77kg | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
登録番号 | 014838 | |||||||||||||||||
所属 | 日本競輪選手会大阪支部 | |||||||||||||||||
ホーム | 関西サイクルスポーツセンター | |||||||||||||||||
期別 | 100期 | |||||||||||||||||
脚質 | 自在 | |||||||||||||||||
登録地 | ||||||||||||||||||
2011- | 大阪 | |||||||||||||||||
業績 | ||||||||||||||||||
S級S班 | 2022-2024 | |||||||||||||||||
賞金王 | 2021 | |||||||||||||||||
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選手情報 KEIRIN.JP | ||||||||||||||||||
■最終更新日:2024年10月20日 ■テンプレートを表示 |
自転車競技での実績としては、2006年から2008年にかけて3年連続で全日本BMX選手権大会に優勝するなどの業績を残している。
来歴
編集大阪市出身。BMX中心の日々ながら中学時代には、体力作りのためラグビー部に入っていた[2]。清風高等学校卒業[2]。
競輪における師匠はいないが、練習では郡山久二の指導を受けてきた[3][4][5]。
2010年1月15日、競輪学校第100期生入学試験に適性試験で合格[6]。同年5月に入学。翌2011年3月に卒業。
2011年7月4日、岸和田競輪場でデビューし、同レースで初勝利を挙げた。また後2日間も勝ち、デビュー場所で完全優勝を果たした。
2016年10月10日、第25回寬仁親王牌(前橋競輪場)にて、初めてGI決勝に進出[7][8](7着)。12月6日、地元の岸和田競輪場「岸和田キング争覇戦」で、記念競輪(GIII)を初優勝。
2021年8月15日、第64回オールスター競輪(いわき平競輪場)にて優勝し、初のGIタイトル獲得[9]。12月30日のKEIRINグランプリ2021では単騎の戦いとなったが、道中は関東3車をマークし進み、ジャンで関東勢と共に前段に出切ると、最終バックでその関東3車を捲り2車身差で優勝[10]。同年の賞金王ともなる。
2022年、2月23日の第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪(取手競輪場)にて優勝、2つ目のGIタイトル獲得[11]。6月19日の第73回高松宮記念杯競輪(岸和田競輪場)でも優勝し、3つ目のGIタイトル獲得[12][13](大阪支部所属選手の地元GI優勝は1957年のオールスター競輪(大阪中央競輪場)の西村公佑に次いで65年ぶり3度目[14][15])。また同年は競輪祭(二予A敗退)を除くGI5大会で決勝戦に進出したことなどが評価され、2022年競輪表彰選手として優秀選手賞を受賞した[16]。KEIRINグランプリではラインを組んだ脇本雄太を差し切れず1/4輪差の2着で、連覇達成はならなかった。
2023年2月26日、全日本選抜競輪(高知)にて優勝し、全日本選抜を連覇[17]。同大会での2年連続優勝は、1989年(第5回)の中野浩一以来、34年ぶりであった[18]。続いて地元バンク(岸和田)での高松宮記念杯を制覇したほか、10月の寬仁親王牌(弥彦)では大会史上2人目となる完全優勝で制覇し[19]、この時点で1997年の神山雄一郎以来26年ぶりとなる年間GI[20]3勝を達成した。2022年と同じく、競輪祭(準決勝敗退)を除くGI5大会で決勝戦に進出した。KEIRINグランプリでは脇本雄太の番手から直線で飛び出すも伸びを欠き4着。
2024年8月のオールスター競輪(平塚)では、ファン投票1位に初選出され[21][22]、自身3年ぶり2度目のオールスター優勝で[23]、また投票1位の選手が同大会を制覇できないというジンクスを1999年以来25年ぶりに破った[24]。その次のGI、10月の寬仁親王牌(弥彦)でも優勝を果たし(大会史上2人目となる2連覇)、3年連続で複数のGIを制覇した[25]。競輪祭は、今年も準決勝で敗退(2位入線・斜行失格)[26]し、3年連続でGI5大会での優出となった。
レーススタイル
編集自力戦も番手戦もこなす、輪界トップのオールラウンダーとの異名を持つ[27]。2023年のGI3勝も、全日本選抜・高松宮記念杯は番手から、寬仁親王牌は自力まくりで獲得している。またいわゆるヨコの動きに対しても非常に強く、2024年のG3松山記念・函館記念のように別線の番手選手を捌いて勝つなどの戦い方もできる[28]。さらに自転車の扱いも巧みで、2024年の寬仁親王牌決勝では最終3コーナーでの郡司浩平のブロックの煽りであわや落車となるところ、前輪を引いて接触を回避し優勝に繋げた[29]ほか、同年日本選手権決勝の入線直後に平原康多に追突しそうになるところ、とっさに頭を平原の尻に出して事故を防いでいる。
主な獲得タイトルと記録
編集主な実績
編集- 全日本マウンテンバイク選手権大会 フォークロス(4X)優勝[30]。
- 全日本BMX選手権大会 ジュニア部門 優勝。
- BMX世界選手権 ジュニア部門 8位
- 全日本BMX選手権大会 ジュニア部門 優勝。
参考文献
編集脚注
編集- ^ a b c d e “選手プロフィール - 古性優作”. JKA. 2017年6月22日閲覧。
- ^ a b 競輪&BMX二刀流に挑戦中 古性優作/いまこの人 デイリースポーツ online 2013年5月20日
- ^ いわき平競輪GI「第64回オールスター競輪」古性がGI初制覇 - zakzak 2021年8月16日
- ^ 特別インタビュー古性優作選手 / 古性を・もっと・知りたくて netkeirin 2021年11月16日
- ^ 古性優作選手がKEIRINグランプリ優勝!! けいりんマルシェ 2021年12月30日
- ^ 日本競輪学校第100回生徒入学試験合格者名簿
- ^ 【前橋競輪・GI寛仁親王牌】“浪速の暴れん坊”古性優作がGI決勝初進出 - 東スポWeb、2016年10月9日
- ^ 古性優作「ガチで別線」村上らと真っ向勝負へ/前橋 - 日刊スポーツ、2016年10月9日
- ^ 元BMX日本チャンピオン古性優作がG1初制覇!賞金4694万円でKEIRINグランプリ出場に一発回答【オールスター競輪】 中日スポーツ・東京中日スポーツ
- ^ 古性優作選手KEIRINグランプリ2021優勝! 岸和田競輪ホームページ
- ^ “【全日本選抜競輪結果】昨年のGP王者・古性優作が接戦を制して優勝!2着に松浦悠士/決勝 | 競輪ニュース”. netkeirin(ネットケイリン). 2022年6月20日閲覧。
- ^ “【高松宮記念杯競輪結果】古性優作が王者の捲りで地元凱旋GI優勝!/決勝 | 競輪ニュース”. netkeirin(ネットケイリン). 2022年6月20日閲覧。
- ^ “単騎の古性優作、鮮やかにまくって地元G1初優勝 ビッグレース4度目制覇/岸和田G1 - G1 高松宮記念杯 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年6月20日閲覧。
- ^ 日刊スポーツ大阪本社版、2022年6月20日付10面
- ^ “高松宮記念杯の地元勢Vは66年ぶり 大阪勢の地元G1優勝は65年ぶり3度目/岸和田G1 - G1 高松宮記念杯 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “2022年競輪表彰選手の決定について”. KEIRIN.JP(JKA) (2023年1月23日). 2023年2月2日閲覧。
- ^ 「全日本選抜競輪は古性優作が番手から抜け出して連覇!GIは5度目のV」『サンケイスポーツ』産業経済新聞社、2023年2月26日。2023年2月26日閲覧。
- ^ “古性優作34年ぶり2人目の大会連覇も4日間の総売り上げは目標の99億円に届かず/高知G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年2月26日) 2023年2月26日閲覧。
- ^ “【競輪】古性優作がまくり圧勝!大会史上2人目の完全V、G1年間3冠は史上6人目/弥彦G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年10月22日) 2023年10月22日閲覧。
- ^ 当時はグレード制は導入されておらず、特別競輪のカテゴリ。
- ^ “第66回オールスター競輪の出場選手が決定!チャリレンジャーが多数選出!”. チャリロトニュース. (2024年6月17日)
- ^ “最終投票結果”. 【公式】第67回オールスター競輪&女子オールスター競輪2024年ファン投票サイト. (2024年6月17日)
- ^ “オールスター競輪(G1)優勝は古性優作 窓場が覚醒を見せた決勝戦/平塚競輪場・2024年8月18日”. More CADENCE. (2024年8月18日). p. 2
- ^ “【平塚競輪・GIオールスター】古性優作 ファン投票1位に応えた! 〝同期結束〟で7回目GI制覇”. 東スポ競輪. (2024年8月18日)
- ^ “【競輪】古性優作「勝手に体が動いた」オールラウンダーの真骨頂で輪界最強アピール/弥彦G1 - G1 寬仁親王牌”. nikkansports.com. (2024年10月21日)
- ^ “【競輪祭結果】寺崎浩平が番手捲りで1着も、深谷・郡司落車で古性が失格の大波乱/準決勝(12R)”. netkeirin. (2024年11月23日)
- ^ 高松宮記念杯競輪 シリーズ展望 エンジョイプロスポーツ 2024年6月
- ^ 縦横無尽に攻めた古性優作がV ~函館競輪場~ エンジョイプロスポーツ
- ^ 【寛仁親王牌 回顧】古性優作が勝負どころでみせた“超絶技巧” netkeirin 2024年10月21日
- ^ 古性優作、競輪デビュー戦は7/4〜 - Downhillagogo 2011年5月31日付
外部リンク
編集- 選手プロフィール - KEIRIN.JP