古希こきとは70歳。年祝い(算賀)[1]する場合が多い。原文表記は古稀[1][2]。「稀」は常用漢字では無いので現在では「古希」と表記する場合が多い。

概要

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の詩人杜甫の詩・曲江きょっこう酒債しゅさいは尋常行くところに有り 人生七十古来稀なり」(酒代の付けは私が普通行く所には、どこにでもある(しかし)七十年生きる人は古くから稀である)が典拠。

長生きを祝う賀寿について、本来は数え年で祝うものとされたが、還暦以外は満年齢で置き替えて祝うことが多くなったとされる[3]。一方で年齢のお祝いとして、数え年、満年齢のいずれでも差し支えないとするものもある[2]。地域によっても慣習は異なる[2]

古希にちなむ色は紫色または紺色とされている[2]

慣用句

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1939年(昭和14年)に双葉山安藝ノ海に70連勝をかけて臨んだ取組の前に、大相撲ラジオ中継・和田信賢アナウンサーが「70歳は古稀、古来稀なり」の一節を含む実況を行った[4]

参考文献

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  • 金田一京助・ほか, ed. (1997). "古稀". 新明解国語辞典 (5 ed.). 三省堂.
  • 大槻文彦 (1936). "古稀". 大言海. Vol. 2 (85版 ed.). 冨山房. p. 242.

脚注

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  1. ^ a b 香西 美香「厄年習俗の形成」『東アジア文化研究』第2号、165-183頁。 
  2. ^ a b c d 長寿を祝う「お祝い」伝統のかたち”. 神社本庁. 2024年7月22日閲覧。
  3. ^ 実教出版 商業 704”. 実教出版. 2024年7月22日閲覧。
  4. ^ 本の話 命を懸けてでも達成すべきものに出会えているか”. 文芸春秋. 2024年7月22日閲覧。

関連項目

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