原田実 (作家)

1961年生まれの日本の歴史研究家

原田 実(はらだ みのる、1961年(昭和36年) - )は、日本の歴史研究家・文明史家・作家

原田 実
はらだ みのる
ペンネーム 伊集院卿
誕生 1961年
日本の旗 日本広島市中区
職業 歴史研究家
文明史
作家
言語 日本語
教育 文学士(龍谷大学
史学博士(パシフィック・ウエスタン大学
最終学歴 龍谷大学文学部仏教学科卒業
活動期間 1984年(昭和59年) -
主題 偽史
偽書
疑似科学批判
サブカルチャー
文学活動市民の古代研究会代表、と学会会員、ASIOS会員、南京学会会員
デビュー作幻想の超古代史』(1989年)
公式サイト douji.sakura.ne.jp
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略歴

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広島市中区出身。修道高等学校を経て[1]1983年(昭和58年)に龍谷大学文学部仏教学科卒業(学士)。1984年(昭和59年)から3年半、オカルト系出版社八幡書店に勤務、古史古伝・霊学書籍の広告を担当した。また、伊集院卿のペンネームで雑誌『ムー』に記事を執筆。

その後広島大学研究生を経て、1991年(平成3年) - 1993年(平成5年)に昭和薬科大学文化史研究室にて、古田武彦の下で助手を務める(最初の1年は事務助手(副手))[2]

1995年(平成7年)パシフィック・ウエスタン大学博士課程修了 (Ph.D.)。なお、パシフィック・ウエスタン大学は非認可の学校で判決によって閉鎖された(ディプロマミル)。『ゼンボウ』1996(平成8年)9月号には、史学博士とある。

元「市民の古代研究会」代表(2001年(平成13年)-2002年(平成14年))。と学会およびASIOS[3]の会員でもある。『トンデモ本の逆襲』(1996年刊行)のあとがきには「自分の著作を送ってきた読者」の一人として書名『幻想の津軽王国』と共に紹介されているため、その後の入会と思われがちだが[誰によって?]実際の入会は1994年(平成6年)である。雑誌『ゼンボウ(全貌社刊)』[4]、『正論[4]、『新潮45[4]、『季刊邪馬台国[4]などに寄稿している。また、シャーロキアンでもある[要出典]

著書

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単著

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  • 『幻想の超古代史 『竹内文献』と神代史論の源流』批評社、1989年11月。ISBN 4-8265-0108-0 
  • 『日本王権と穆王伝承 西域神仏譚の日本的受容』批評社、1990年7月。ISBN 4-8265-0118-8 
  • 『もう一つの「高天原」 古代近江文化圏試論』批評社、1991年6月。ISBN 4-8265-0128-5 
  • 『黄金伝説と仏陀伝 聖伝に隠された東西交流』人文書院、1992年11月。ISBN 4-409-41054-7 
  • 『優曇華花咲く邪馬台国 倭人伝では邪馬台国は解けない』批評社、1994年7月。ISBN 4-8265-0174-9 
  • 『怪獣のいる精神史 フランケンシュタインからゴジラまで』風塵社、1995年2月。ISBN 4-938733-16-1 
  • 『幻想の津軽王国 『東日流外三郡誌』の迷宮』批評社、1995年5月。ISBN 4-8265-0189-7 
    • 『幻想の津軽王国 『東日流外三郡誌』の迷宮』(新装版)批評社、1998年9月。ISBN 4-8265-0189-7 
  • 『幻想の古代王朝 ヤマト朝廷以前の「日本」史』批評社、1998年2月。ISBN 4-8265-0248-6 
  • 円谷プロダクション監修『ウルトラマン幻想譜 M78星雲の原点を探る』風塵社、1998年9月。ISBN 4-938733-51-X 
  • 森野達弥画、原田実文『怪物幻想画集』風塵社、1999年2月。ISBN 4-938733-59-5 
  • 『幻想の荒覇吐(アラハバキ)秘史 『東日流外三郡誌』の泥濘』批評社、1999年3月。ISBN 4-8265-0271-0 
  • 『幻想の多元的古代 万世一系イデオロギーの超克』批評社、2000年2月。ISBN 4-8265-0295-8 
  • 『邪馬台国浪漫譚 平塚川添遺跡とあさくら路』甘木朝倉広域観光協会監修、梓書院、2004年5月。ISBN 4-87035-222-2 
  • 『『古事記』異端の神々』 1巻、ビイング・ネット・プレス〈太古日本の封印された神々〉、2005年7月。ISBN 4-434-06194-1 
  • 『『古史古伝』異端の神々』 2巻、ビイング・ネット・プレス〈太古日本の封印された神々〉、2006年3月。ISBN 4-434-07409-1 
  • 『原田実の日本霊能史講座』原田実講師、杉並春男聞き手、楽工社〈と学会レポート〉、2006年10月。ISBN 4-903063-05-4 
  • 『図説神代文字入門 読める書ける使える』ビイング・ネット・プレス、2007年2月。ISBN 978-4-434-10165-6 
  • 『トンデモ日本史の真相 と学会的偽史学講義』文芸社、2007年6月。ISBN 978-4-286-02751-7 
    • 『トンデモ日本史の真相 史跡お宝編』文芸社〈文芸社文庫 は1-1〉、2011年2月。ISBN 978-4-286-10302-0 
    • 『トンデモ日本史の真相 人物伝承編』文芸社〈文芸社文庫 は1-2〉、2011年4月。ISBN 978-4-286-10809-4 
  • 『日本化け物史講座』楽工社、2008年2月。ISBN 978-4-903063-17-1 
  • 『トンデモ偽史の世界』楽工社、2008年9月。ISBN 978-4-903063-24-9 
  • 『日本の神々をサブカル世界に大追跡 古代史ブーム・データブック』ビイング・ネット・プレス、2008年10月。ISBN 978-4-904117-08-8 
  • 『日本トンデモ人物伝』文芸社、2009年11月。ISBN 978-4-286-08391-9 
  • 『もののけの正体 怪談はこうして生まれた』新潮社〈新潮新書 381〉、2010年8月。ISBN 978-4-10-610381-0 
  • 『つくられる古代史 重大な発見でも、なぜ新聞・テレビは報道しないのか』新人物往来社、2011年7月。ISBN 978-4-404-04049-7 
  • 『オカルト「超」入門』星海社〈星海社新書 17〉、2012年5月。ISBN 978-4-06-138519-1 
  • 『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』星海社〈星海社新書 52〉、2014年8月。ISBN 978-4-06-138555-9 
  • 『江戸しぐさの終焉』星海社〈星海社新書 77〉、2016年2月。ISBN 978-4-06-138582-5 

共著・編著・共編著

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監修

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  • オフィステイクオー『偽史と奇書が描くトンデモ日本史』原田実 監修、実業之日本社〈じっぴコンパクト新書 308〉、2017年1月。ISBN 978-4-408-11205-3 

脚注

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  1. ^ 中国新聞朝刊2000年2月26日27頁
  2. ^ 後に、昭和薬科大学は文化史研究室を廃止している。
  3. ^ 原田実. “『東日流外三郡誌』は古代東北の真の歴史を伝える古文書か?”. ASIOS. 2011年2月26日閲覧。
  4. ^ a b c d 原田実主要業績一覧

関連項目

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外部リンク

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