北原じゅん
北原 じゅん(きたはら じゅん、1929年 - 2017年5月6日[1])は、日本のソングライター、編曲家である。
北原 じゅん Jun Kitahara | |
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出生名 | 菊地 正巳 |
別名 | 文 れいじ |
生誕 | 1929年 |
出身地 |
大日本帝国 樺太 (現在の ロシア サハリン州) |
死没 | 2017年5月6日(満87歳没) |
ジャンル |
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職業 | ソングライター・編曲家 |
活動期間 | 1959年 - 2017年 |
レーベル | 日本クラウン |
共同作業者 | 川内康範・城卓矢 |
本名菊地 正巳(きくち まさみ)、別筆名文 れいじ(ぶん れいじ)。「兄弟仁義」、「骨まで愛して」、「愛の執念」、「命くれない」等のヒット曲、アニメ『まんが日本昔ばなし』の主題歌と劇伴音楽で知られる。日本クラウン専属作家。娘はプロゴルファーの菊地あつ子[2]。
人物・来歴
編集1929年(昭和4年)、当時日本領であった樺太(現在のロシア共和国サハリン州)に生まれる。弟の正規はのちの歌手・城卓矢(菊地正夫)、作詞家・川内康範は叔父(叔母の元夫)にあたる。第二次世界大戦中に父が死去、引き揚げて室蘭市で育つ。
1983年(昭和58年)1月、自伝的小説『ダスビダーニャ樺太 さよならサハリン』をサンケイ出版(現在の扶桑社)から上梓する。
1989年(平成元年)5月9日、弟の城卓矢を満53歳で、2008年(平成20年)4月6日、叔父の川内康範を満88歳で、それぞれ失う。
おもなディスコグラフィ
編集- 『スタコイ東京』 : 歌唱 菊地正夫、1960年発売 - 作詞・作曲・編曲
- 『ふるさとは宗谷の果てに』 : 歌唱 菊地正夫、1962年10月発売 - 作詞・作曲・編曲
- 『アホカイ節』 : 歌唱 菊地正夫、作詞 十二村哲、1964年発売 - 作曲・編曲(「文れいじ」名義)
- 『君だけを』 : 歌唱 西郷輝彦、作詞水島哲、1964年2月15日発売 - 作曲・編曲
- 『東京っ子』 : 歌唱 柴山モモ子、作詞水島哲、編曲 たけだのりを、1964年6月 - 作曲
- 『十七才のこの胸に』 : 歌唱 西郷輝彦、作詞 水島哲、1964年8月1日発売 - 作曲・編曲
- 『兄弟仁義』 : 歌唱 北島三郎、作詞 星野哲郎、1965年4月20日発売 - 作曲
- 『骨まで愛して』 : 歌唱 城卓矢、作詞 川内和子(川内康範)、1966年1月発売 - 作曲・編曲
- 『サハリンの灯は消えず』 : 歌唱 ザ・ジェノバ、作詞 若木香、1968年2月10日発売 - 作曲・編曲
- 『今夜だけの恋』 : 歌唱 朝丘雪路、作詞 関根浩子、1968年 - 作曲・編曲
- 『冷たい男の詩/港町慕情』 : 歌唱 春日八郎、作詞 山口洋子、1972年 - 作曲
- 『行けレインボーマン』:歌唱 安永憲自、作詞 川内康範、1972年 - 作曲
- 『ど根性ガエルマーチ』 : 歌唱 石川進、作詞 東京ムービー企画部、1973年 - 作曲
- 『オー・サンボーイ』 : 歌唱 チャーリー・チェイ、作詞 東京ムービー企画部、1973年 - 作曲・編曲
- 『傀儡ブルース』 : 歌唱 海音寺剣、編曲 高田弘、1973年 - 作詞・作曲
- 『宴のあと』 : 歌唱 石原裕次郎、作詞 西沢爽、編曲 高田弘、1973年10月発売 - 作曲
- 『電撃!!ストラダ5』 : 歌唱 チャーリー・チェイ、作詞 伊東恒久、1974年 - 作曲
- 『愛ひとすじ』 : 歌唱 八代亜紀、作詞 川内康範、1974年5月25日発売 - 作曲
- 『愛の執念』 : 歌唱 八代亜紀、作詞 川内康範、1974年9月25日発売 - 作曲
- 『涙の中から』 : 歌唱 船木謙一、作詞 川内康範、1975年発売 - 作曲
- 『達磨音頭』 : 歌唱 中村梅之助、編曲 山路進一、1977年 - 作詞・作曲
- 『命くれない』 : 歌唱 瀬川瑛子、作詞 吉岡治、1986年3月21日発売 - 作曲
- 『憂き世川』 : 歌唱 瀬川瑛子、作詞 吉岡治、1988年2月5日発売 - 作曲
フィルモグラフィ
編集- 『十七才のこの胸に』 : 監督鷹森立一、製作東映東京撮影所、配給東映、1964年11月14日公開 - 音楽
- 『骨まで愛して』 : 監督斎藤武市、日活、1966年7月9日公開 - 主題歌(「文れいじ」名義)
- 『レインボーマン』 : 監督長野卓・山田健・児玉進、東宝/NET、テレビ映画、1972年10月6日 - 1973年9月28日放映 - 音楽・主題歌
- 『レインボーマン 殺人プロフェッショナル』 : 監督長野卓、東宝チャンピオンまつり、1973年8月1日公開 - 音楽・主題歌(テレビ映画の第15話の劇場公開)
- 『荒野の少年イサム』 : 監督吉田茂承・波多正美・吉川惣司・高畑勲、フジテレビジョン/東京ムービー/読売広告社、テレビ映画(アニメーション)、1973年4月4日 - 1974年3月27日放映 - 主題歌
- 『電撃!ストラダ5』 : 監督遠藤三郎・小原宏裕・小沢啓一・白井伸明・林功・沢田幸弘、日活/NET/萬年社、テレビ映画、1974年4月5日 - 同年6月28日放映 - 音楽・主題歌
- 『まんが日本昔ばなし』 : 製作愛企画センター/グループ・タック/MBS、テレビ映画(アニメーション)、1975年1月7日 - 1977年3月26日放映 - 音楽・主題歌
- 『達磨大助事件帳』 : 製作前進座/国際放映/テレビ朝日、テレビ映画、1977年10月13日 - 1978年5月11日放映 - 主題歌
- 『まんが日本昔ばなし 桃太郎』 : 監督児玉喬夫、製作グループ・タック、配給東宝、1977年3月19日公開 - 音楽・主題歌
- 『セルフポートレート』 : 監督川本喜八郎、1988年 - 『命くれない』の作曲[4]
- 『昭和歌謡大全集』 : 監督篠原哲雄、製作光和インターナショナル、配給シネカノン、2003年11月15日公開 - 『骨まで愛して』の作曲
ビブリオグラフィ
編集- 『ダスビダーニャ樺太 さよならサハリン』、サンケイ出版、1983年1月 ISBN 4383022669
テレビ出演
編集- 『青春歌謡ショー』 : 讀賣テレビ放送、1965年6月21日 - 同年8月26日放送
- 『世界へとび出せ ニューエレキサウンド』 : 日本テレビ放送網、1965年10月1日 - 1966年3月25日放送 - 審査員
弟子
編集脚注
編集- ^ “北原じゅんさん死去 「君だけを」など作曲”. 朝日新聞. (2017年5月10日) 2017年5月10日閲覧。
- ^ 産経新聞. “美人ゴルファー婚活にひと役 挫折の陰でつかんだ光明”. iza. 2012年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月10日閲覧。
- ^ 「兄弟仁義」など作曲、北原じゅん氏が死去 - 読売新聞(YOMIURI ONLINE)2017年5月10日
- ^ Self Portrait - IMDb , 2012年6月4日閲覧。
- ^ 作詞家・作曲家 渡邊敬介、演歌TV.com, 2012年6月4日閲覧。
- ^ もうひとりの恩師 米山正夫、美樹克彦、yoneyama-masao.jp, 2012年6月4日閲覧。
- ^ 我修院達也、ドカント、2012年6月4日閲覧。
参考文献
編集- 村上春樹・吉本由美・都築響一 『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』 文藝春秋、2004年11月10日 ISBN 416366470X
関連項目
編集外部リンク
編集- Jun Kitahara - IMDb
- 北原じゅん - 日本映画情報システム (文化庁)
- 北原じゅん - 映連データベース (日本映画製作者連盟)
- 文れいじ - 東京国立近代美術館フィルムセンター
- 北原じゅん - 日本映画データベース
- 北原じゅん - KINENOTE
- 北原じゅん - allcinema
- 北原じゅん - テレビドラマデータベース
- 北原じゅん - 国立情報学研究所