加藤 久仁生(かとう くにお、1977年4月24日[1] - )は、日本アニメーション作家鹿児島県鹿児島市出身。

加藤久仁生
生誕 (1977-04-24) 1977年4月24日(47歳)
日本の旗 日本鹿児島県鹿児島市
出身校 多摩美術大学グラフィックデザイン科
職業 アニメーション作家
活動期間 2001年 -
受賞 アヌシー・クリスタル賞
アカデミー短編アニメ賞
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来歴・人物

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鹿児島市立桜丘東小学校鹿児島市立桜丘中学校鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業[2]。大学在学中に制作したアニメーション作品で国内の賞を獲得。

大学を卒業後、2001年に映像制作会社の「ROBOT」に入社する[3]。ROBOTではキャラクター・アニメーション部アニメーションスタジオケージに所属し、テレビ番組、Webアニメーション、スポットCMなどのアニメーション作品を手がけた。

2008年、加藤が監督した『つみきのいえ』が世界最高峰のアヌシー国際アニメーション映画祭で、短編作品に与えられるアヌシー・クリスタル賞(最高賞グランプリ)を獲得。同賞の日本人の受賞は2003年『頭山』の山村浩二に続いて2人目。

2009年、『つみきのいえ』が第81回アカデミー賞の一部門である短編アニメーション賞を受賞した。短編アニメーション賞の受賞は日本人監督作品では初。受賞スピーチでは英語で、オスカー像が重いことや、スタッフなどに対する感謝の意を表明し、所属会社のROBOTに感謝したあと、アメリカロックバンドスティクスの曲「ミスター・ロボット」に含まれている日本語の歌詞にちなみ「どうもありがとう。ミスター・ロボット」と締めくくり、会場の笑いを誘った[4][5]

2017年春にROBOTを退社し、アニメーション作家として独立する[6][3]。同年、NHK「みんなのうた」の「風と共に」(作詞・作曲:宮本浩次)のアニメーションを担当する[3]。秋には東京都内から鎌倉に転居する[3]

作品

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みんなのうた

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受賞歴

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影響

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2015年、チリの作家ホセ・バローハ英語版は、短編映画「妙旅人の日」にインスパイアされた、[7] XIIIゴンサロロハスピサロ国際コンテストの優勝テキストである「Elhombredelterróndeazúcar」というストーリーを公開しました。日記[8]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 「つみきのいえ」の加藤久仁生監督とは…”. 日刊スポーツ (2009年2月23日). 2023年12月16日閲覧。
  2. ^ 南日本新聞』 2013年6月2日付 22面(あの時を忘れない1)
  3. ^ a b c d オスカー受賞に感じた戸惑い 「つみきのいえ」加藤久仁生が生み出した新たな表現”. 朝日新聞GLOBE+ (2019年12月10日). 2023年12月16日閲覧。
  4. ^ 2009年アカデミー賞受賞ページ[リンク切れ]
  5. ^ http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090224-OHT1T00044.htm[リンク切れ]
  6. ^ ROBOT CAGE 加藤久仁生[リンク切れ]
  7. ^ El hombre del terrón de azúcar” (スペイン語). Biblioteca Virtual Fandom. 2024年1月8日閲覧。
  8. ^ El hombre del terrón de azúcar - Wikisource” (スペイン語). es.wikisource.org. 2022年7月29日閲覧。

外部リンク

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