加瀬和俊
日本の経済学者 (1949-2023)
加瀬 和俊(かせ かずとし、1949年10月17日 - 2023年1月13日)は、日本の経済学者、歴史学者。帝京大学経済学部地域経済学科教授。前東京大学社会科学研究所教授。専門は近代日本経済史(雇用・失業問題、農業史)、水産経済学。
農学博士(東京大学、1988年)。
略歴
編集学歴
編集- 1968年3月:千葉県立千葉高等学校卒業
- 1972年
- 3月:東京大学経済学部卒業
- 4月:東京大学大学院経済学研究科修士課程入学
- 1974年
- 3月:同上修了
- 4月:東京大学大学院経済学研究科博士課程進学
- 1975年6月:同上中途退学
職歴
編集- 1975年7月:東京水産大学水産学部助手
- 1979年10月:同上講師
- 1987年2月:同上助教授
- 1991年4月:東京大学社会科学研究所助教授
- 1994年4月:同上教授
- 2015年4月:帝京大学経済学部地域経済学科教授
著書
編集単著
編集- 『沿岸漁業の担い手と後継者 就業構造の現状と展望』(成山堂書店、1988年)
- 『集団就職の時代 高度成長のにない手たち』(青木書店、1997年)
- 『戦前日本の失業対策 救済型公共土木事業の史的分析』(日本経済評論社、1998年)
- 『「漁港法」の誕生 漁港法制定過程の実証的研究』(全国漁港協会、2000年)
- 『失業と救済の近代史』(吉川弘文館、2011年)
編著
編集- 『日本漁業の再編過程 第10次漁業センサス分析』(農林統計協会、2001年)
- 『長期不況下の地方経済と地方行財政』(東京大学社会科学研究所、2004年)
- 『わが国水産業の再編と新たな役割 2003年(第11次)漁業センサス分析』(農林統計協会、2006年)
- 『戦前日本の食品産業 1920~30年代を中心に』(東京大学社会科学研究所、2009年)
- 『沿岸漁業における漁家世帯の就業動向に関する実証的研究』(東京水産振興会、2009年)
共編
編集- (広吉勝治)『漁業管理研究 限られた資源を生かす道』(成山堂書店、1991年)
- (広吉勝治・馬場治)『アジア漁業の発展と日本 漁業大国から国際連帯へ』(農山漁村文化協会、1995年)
- (杉田くるみ)『国際比較の中の失業者と失業問題 日本・フランス・ブラジル』(東京大学社会科学研究所、2006年)