初芝駅
初芝駅(はつしばえき)は、大阪府堺市東区日置荘西町二丁にある、南海電気鉄道高野線の駅。駅番号はNK61。
初芝駅* | |
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改札口付近(駅名標は別のものに取替え済み) | |
はつしば HATSUSHIBA | |
◄NK60 白鷺 (1.5 km) (0.9 km) 萩原天神 NK62► | |
所在地 | 堺市東区日置荘西町二丁1番4号 |
駅番号 | NK 61 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
所属路線 | ■高野線 |
キロ程 |
16.6 km(汐見橋起点) 難波から15.9 km |
電報略号 | シバ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年次- |
16,849人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)1月30日 |
備考 | *1935年に西村駅より改称 |
歴史
編集- 1898年(明治31年)1月30日:高野鉄道が大小路駅(現・堺東駅) - 狭山駅間で開業した際に、西村駅として設置。駅舎、改札は現在の駅舎より50mほど北野田寄りにあった。
- 1907年(明治40年)11月15日:会社合併により高野登山鉄道の駅となる。
- 1915年(大正4年)4月30日:社名変更により大阪高野鉄道の駅となる。
- 1922年(大正11年)9月6日:会社合併により南海鉄道の駅となる。
- 1935年(昭和10年)8月1日:初芝駅に改称、急行停車駅となる。下りホームを島式2線にし、駅舎、改札をホームの難波側の端に移設、改札と両ホームを地下道で結び、地下道の一部を金網で仕切って自由通路にした。駅前には小さなロータリーを造った。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日:路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1968年(昭和43年):急行停車駅から、準急停車駅に降格。
- 年月日不明:駅舎、改札をホーム中央に移設。
- 2010年(平成22年):車椅子対応改札機、多目的トイレ設置。ホームの嵩上げ工事完了。初芝立命館高等学校専用臨時改札撤去。
- 2011年(平成23年)春:改札とホームを結ぶエレベーター、エレベーター利用者専用の地下道設置。
- 2012年(平成24年)4月1日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[1][2]。
駅構造
編集相対式2面2線のホームを持つ地平駅である。ホーム有効長は1番線ホームは6両、2番線ホームは8両。駅舎は東側(高野山方面行ホーム側)中央にあり、駅舎からなんば方面ホームへは地下道で連絡している。高野山方面ホームの1番線の裏には事業用車の留置線があったが、2000年代頃に線路が撤去されている。駅舎南側には保線区などが入居する南海電鉄の事務所ビルが存在する。
初芝高等学校(現、初芝立命館高等学校。2011年移転)の学生専用の臨時改札が設けられていたが、近年は使用されておらず、2010年に車椅子対応の改札機を設置する際に撤去された。2010年より構内のバリアフリー化工事が開始され、先述の車椅子対応の改札機と多目的トイレ、ホームの嵩上げ工事が2010年中に、改札からホームへのエレベーターとエレベーター利用者専用の地下道が2011年春に設置された。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先[3] |
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1 | 高野線 | 下り | 高野山方面 |
2 | 上り | なんば方面 |
利用状況
編集2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は16,849人(乗車人員:8,256人、降車人員:8,593人)で、南海の駅全100駅中17位である[4]。
各年次の1日平均乗降・乗車人員数の推移は下表の通り。
年次 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
順位 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1990年 | 30,586 | 15,475 | - | [5] |
1991年 | 30,370 | 15,358 | - | [6] |
1992年 | 29,592 | 14,980 | - | [7] |
1993年 | 29,088 | 14,748 | - | [8] |
1994年 | 28,145 | 14,273 | - | [9] |
1995年 | 27,827 | 14,099 | - | [10] |
1996年 | 27,066 | 13,718 | - | [11] |
1997年 | 25,824 | 13,051 | - | [12] |
1998年 | 25,631 | 12,875 | - | [13] |
1999年 | 23,606 | 11,799 | - | [14] |
2000年 | 22,664 | 11,305 | - | [15] |
2001年 | 21,737 | 10,807 | - | [16] |
2002年 | 21,114 | 10,416 | - | [17] |
2003年 | 21,055 | 10,191 | - | [18] |
2004年 | 20,569 | 9,925 | - | [19] |
2005年 | 20,235 | 9,753 | - | [20] |
2006年 | 19,709 | 9,499 | - | [21] |
2007年 | 19,679 | 9,504 | 13位 | [22] |
2008年 | 19,602 | 9,446 | - | [23] |
2009年 | 18,985 | 9,133 | - | [24] |
2010年 | 18,771 | 9,018 | - | [25] |
2011年 | 17,766 | 8,540 | 17位 | [26] |
2012年 | 17,875 | 8,773 | 17位 | [27] |
2013年 | 17,626 | 8,453 | 17位 | [28] |
2014年 | 17,005 | 8,188 | 18位 | [29] |
2015年 | 17,050 | 8,213 | 18位 | [30] |
2016年 | 16,885 | 8,139 | 18位 | [31] |
2017年 | 16,855 | 8,133 | 18位 | [32] |
2018年 | 17,122 | 8,417 | 17位 | [33] |
2019年 | 16,849 | 8,256 | 17位 | [34] |
駅周辺
編集北東には南海鉄道(南海電鉄の前身)が初めて手がけた分譲住宅地がある。1935年5月15日から売り出された[35][36]。宅地開発を機に駅名が社内公募され、貨物の車掌をしていた人が考案した「初芝」を採用[37]、1935年8月1日に初芝駅に改称された[38]。初芝立命館高等学校跡地付近にあるロータリーはもともと噴水であり、昭和初期に田園都市として開発されたころの名残。田園都市の面影を残す閑静な住宅地である。
商業施設
編集教育機関
編集その他
編集バス路線
編集駅前のバス停から堺駅南口、中もず駅前、美原区役所前(ららぽーと堺)、平尾の各方面への南海バスの路線バスが発着している。
- 南海バス
33系統と65系統は堺営業所、その他の系統は東山営業所担当。
- 1番のりば
- 153・153C・161・161C系統 農芸高校前経由 平尾行き(153C・161Cは平尾止まり)
- 153V系統 農芸高校前、平尾経由 美原区役所前行き
- 2番のりば
- 147系統 菩提、今井南経由 美原区役所前行き
- 【急行】65系統 美原区役所前行き(途中停車なし)[39]
- 33系統 金田新田、中もず駅前、一条通経由 堺駅南口行き
- 153系統 金田新田経由 中もず駅前行き
- 【急行】65系統 中もず駅前行き(途中停車なし)
その他
編集- 駅の西側には都市計画道路新家日置荘線が整備されている。かつては用地交渉が難航し、度々完成延期が続いていたが、2018年5月よりようやく用地取得が進んだことで駅前までの工事が進み、歩行者、自転車のみだが一部区間での先行通行も開始した。しかしながらも残る用地取得には難航していたが、ようやく2021年夏に全ての用地取得が完了した。2022年9月20日に開通し、同時に駅前広場も整備された[40]。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ “南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “初芝駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
- ^ ハンドブック南海2020 鉄道事業 (PDF) - 南海電鉄
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 南海鉄道『南海鉄道発達史』1938年、402頁。
- ^ 南海電気鉄道『南海電気鉄道百年史』1985年、222頁。
- ^ 『関西の鉄道』第46号、関西鉄道研究会、2004年1月、47頁。
- ^ 南海電気鉄道『南海電気鉄道百年史』1985年、668頁。
- ^ “ららぽーと堺への直行バスの運行を開始いたします(2022/11/5実施)”. 南海バス (2022年10月18日). 2022年11月5日閲覧。
- ^ “都市計画道路新家日置荘線の開通について(お知らせ)” (PDF). 堺市建設局道路部道路計画課 (2022年9月27日). 2022年9月29日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 初芝駅 - 南海電気鉄道