六島諸島
日本の山口県萩市に属する日本海に浮かぶ諸島
六島諸島(ろくとうしょとう)は、日本海に浮かぶ諸島。全域が山口県萩市に属する。北長門海岸国定公園に指定されている[1]。萩六島(はぎろくとう)とも書かれる。
地理 | |
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場所 | 日本海 |
座標 | 北緯34度29分33秒 東経131度21分14秒 / 北緯34.49250度 東経131.35389度座標: 北緯34度29分33秒 東経131度21分14秒 / 北緯34.49250度 東経131.35389度 |
諸島 | 萩諸島 |
島数 | 6 |
主要な島 | 大島、相島、櫃島 |
最高標高 | 157.1 m (515.4 ft) |
最高峰 | 相島 |
行政 | |
都道府県 | 山口県 |
市町村 | 萩市 |
人口統計 | |
人口 | 1121(2009年時点)[1] |
言語 | 日本語 |
追加情報 | |
時間帯 |
概要
編集山口県萩市の北に浮かぶ諸島であり、名前の通り6つの島から構成される[2]。諸島の内、2018年時点で有人島なのは大島、相島、櫃島の3島であり、残る尾島、肥島、羽島は無人島である[2]。かつては、尾島や肥島、羽島も有人島であったが、昭和40年代に相次いで無人島化している[1]。
島々は阿武火山群に属する異なった時代に噴火した火山であり、溶岩台地が上部を残して水没したため島になる[3][4]。玄武岩で構成されており、海食崖が発達している[1]。2018年9月に日本ジオパークの内、萩ジオパークに指定された[2]。
歴史
編集江戸時代には、長州藩浜崎宰判に属しており、この時期は1島1村であった[1]。1889年(明治22年)に、町村制が施行されたことにより、諸島全域を村域とする六島村(山口県阿武郡)が発足した[1]。1955年(昭和30年)に、六島村が萩市に編入され、諸島全域が萩市所属となった[1]。1965年(昭和40年)から1968年(昭和43年)の間に肥島の最後の住人が離島し無人島化[注釈 1][注釈 2][1][5]。1971年(昭和46年)に羽島の住人44人が離島し、無人島化[1]。翌1972年(昭和47年)には尾島の住人26人が離島し無人島化している[1]。
産業
編集地理
編集六島諸島に属する島々は下記の6島。
交通
編集有人島である大島と相島については、萩海運により、萩港との間に定期船が就航している[6]。残る有人島の櫃島および3つの無人島については、定期航路は存在しない。
注釈
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m “六島諸島とは”. コトバンク. 2020年12月26日閲覧。
- ^ a b c “六島諸島|観光情報|山口県の旅行・観光情報 おいでませ山口へ”. 一般社団法人山口県観光連盟. 2020年12月26日閲覧。
- ^ “山口の火山 - 元気になるメールマガジン!! 山口きらめーる”. kirara.pref.yamaguchi.lg.jp (2006年3月24日). 2022年4月9日閲覧。
- ^ “小さな火山・笠山で、自然の不思議やを体感し、大地の恵みを味わおう!”. 萩市観光協会公式サイト|山口県萩市. 2022年4月9日閲覧。
- ^ a b 公益財団法人日本離島センター 編『新版SHIMADAS』公益財団法人日本離島センター、2019年、805頁。ISBN 978-4-931230-38-5。
- ^ “萩海運ホームページ”. 萩海運有限会社. 2020年12月26日閲覧。