公安県(こうあん-けん)は中華人民共和国湖北省荊州市に位置する

中華人民共和国 湖北省 公安県
南平文廟
南平文廟
南平文廟
荊州市中の公安県の位置
荊州市中の公安県の位置
荊州市中の公安県の位置
簡体字 公安
繁体字 公安
拼音 Gōng'ān
カタカナ転写 ゴンアン
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
湖北
地級市 荊州市
行政級別
面積
総面積 2,257.5 km²
人口
総人口(2004) 102.7 万人
経済
電話番号 0716
郵便番号 434300
ナンバープレート 鄂D
行政区画代碼 421022
公式ウェブサイト http://www.gongan.gov.cn/

地理

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長江の南岸にあり、大部分は荊江分洪工程中国語版遊水地である。水生植物草地森林が多い県東部の崇湖中国語版クサガメシマアオジホシハジロカシラダカなどの動物の生息地で、2022年にラムサール条約登録地となった[1]

歴史

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前202年漢朝により荊州武陵郡に孱陵(せんりょう)県が設置された。209年建安14年)、後漢により公安県と改称されたが、219年(建安24年)に再び孱陵県と改称されている。

280年太康元年)、西晋により孱陵県より江安県を分割、548年武定6年)には西魏により江安県は公安県と改称されている。589年開皇9年)、隋朝は孱陵県及び永安県を公安県に編入し現在の行政区画の祖形が生まれた。1130年建炎4年)、南宋は軍制を施行し公安軍と一時期改称したが、1135年紹興5年)には再び公安県とされ現在に至っている。

劉備城

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現地の地方史では、三国志の英雄・劉備に由来する地名であると紹介されている。赤壁の戦いのころ、劉備は左将軍の官位にあった。配下たちが「左公安在」の地と、験を担いで公と安の2字をとり地名を改めたという。史書にいう。「周瑜は南郡太守となり江陵に出鎮した。劉備は長江をはさんで南岸の油江口に本営を構え、当地を公安と改名した」[2]

盛唐の詩人・杜甫の五言律詩「公安県懐古」には「江は深し劉備の城」という句がみえる[3]

行政区画

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  • 鎮:埠河鎮、斗湖堤鎮、夾竹園鎮、閘口鎮、楊家廠鎮、麻豪口鎮、藕池鎮、黄山頭鎮、孟家渓鎮、南平鎮、章荘鋪鎮、獅子口鎮、斑竹壋鎮、毛家港鎮
  • 郷:甘家廠郷、章田寺郷

出身者

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脚注

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  1. ^ Hubei Gong'an Chong Lake Wetlands | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2023年4月11日). 2023年4月18日閲覧。
  2. ^ 『三国志』 巻32 蜀書2 先主伝、及び裴松之注 引 虞溥 「江表伝」
  3. ^ 全唐詩』巻232