元浦川(もとうらがわ)は、北海道日高振興局管内を流れ太平洋に注ぐ二級河川。元浦川水系の本流である。上流域は日高山脈襟裳十勝国立公園に指定されている。

元浦川
元浦川 2011年11月20日撮影
元浦川(浦河町上野深)神威橋より上流を望む。遠望は日高山脈神威岳
水系 二級水系 元浦川
種別 二級河川
延長 43.5[1] km
流域面積 239.7[1] km2
水源 神威岳北海道大樹町浦河町
水源の標高 1,600.2 m
河口・合流先 太平洋(浦河町)
流域 日高振興局管内
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荻伏大橋にある元浦川の河川標識
源頭の神威岳より俯瞰するニシュオマナイ川のV字谷

地理

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日高振興局浦河郡浦河町十勝総合振興局広尾郡大樹町との境界にある日高山脈神威岳で、ニシュオマイ川[2]として源を発し、ソエマツ岳から源を発するソエマツ川との合流地点で元浦川と呼称を変え、上野深を経て荻伏付近の河口で太平洋に注ぐ。

名称の由来

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もともとここに運上屋(会所)が置かれ浦川(ウラカワ)場所と呼ばれていたが、後に現市街地付近に移されて地名も移ったため、元浦川と呼ばれるようになった[3]

「ウラカワ」の地名由来は諸説ありはっきりしないが、一説には「ウラㇻペッ(urar-pet)」(霧・川)からとされている。このほか、「腸」を指すとされる「オラカ」「ウラカ」といった語を語源としてとる説もある[4][3]

流域の自治体

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北海道

支流

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括弧内は流域の自治体。

  • ニシュオマナイ川(浦河町)
  • ソエマツ川(浦河町)
  • ショロカンベツ川(浦河町)
  • ナイ川(浦河町)

関連項目

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主な橋梁

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ a b 浦川町の自然(主な山岳・河川)
  2. ^ 地理院地図
  3. ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、346頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  4. ^ アイヌ語地名リスト イチャ~エリ P11-20”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年6月10日閲覧。