偽竜類(ぎりゅうるい、Nothosauroidea)とは三畳紀に存在した、海生の爬虫類であり、鰭竜類に属する。哺乳類の鰭脚類のように海中で獲物を捕らえるが、岸にも現れていた。全長は3m程で、四肢はヒレ状であり、泳ぐことに適している[1]。長い首を持つが、比較的体は小さい。長い顎の縁には鋭く外向きの歯があり、魚やイカを主食としていたことが考えられる。ジュラ紀白亜紀に繁栄した首長竜類とは近縁であり、偽竜類の初期群から首長竜類は分岐したとされる。

偽竜目
地質時代
三畳紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
上目 : 鰭竜類 Sauropterygia
: 偽竜目 Nothosauria
学名
Nothosauroidea
Georg Baur, 1889

脚注

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  1. ^ Palmer, D., ed (1999). The Marshall Illustrated Encyclopedia of Dinosaurs and Prehistoric Animals. London: Marshall Editions. p. 72. ISBN 1-84028-152-9