佐藤 多佳子(さとう たかこ、1962年11月16日 - )は日本小説家児童文学童話から一般小説まで幅広く手がけている。

佐藤 多佳子
(さとう たかこ)
誕生 (1962-11-16) 1962年11月16日(62歳)
日本の旗 日本東京都
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 青山学院大学文学部史学科
活動期間 1989年 -
代表作一瞬の風になれ』(2006年)
明るい夜に出かけて』(2016年)
主な受賞歴 月刊MOE童話大賞(1989年)
産経児童出版文化賞(1994年)
吉川英治文学新人賞(2007年)
本屋大賞(2007年)
小学館児童出版文化賞(2011年)
山本周五郎賞(2017年)
デビュー作 「サマータイム」(1989年)
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童話から一般小説まで手がけ、巧みな心理描写で幅広い年代の共感を得る。2007年『一瞬の風になれ』で本屋大賞受賞。ほかに『しゃべれどもしゃべれども』(1997年)、『黄色い目の魚』(2002年)、『夏から夏へ』(2008年)など。

来歴・人物

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東京都出身。青山学院中等部・高等部[1][2]青山学院大学文学部史学科卒業[3]。大学時代は児童文学サークルに所属[3](顧問は神宮輝夫)。既婚[3]

1989年、「サマータイム」で第10回月刊MOE童話大賞を受賞し小説家デビュー。1998年、『しゃべれども しゃべれども』で第19回吉川英治文学新人賞候補、第11回山本周五郎賞候補。『ハンサム・ガール』にて第41回産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞受賞。1999年、『イグアナくんのおじゃまな毎日』で第38回日本児童文学者協会賞、第21回路傍の石文学賞、第45回産経児童出版文化賞受賞。2003年、『黄色い目の魚』 で第16回山本周五郎賞候補。2007年、『一瞬の風になれ』で第136回直木三十五賞候補、第28回吉川英治文学新人賞受賞、第4回本屋大賞受賞。2011年、『聖夜』で第60回小学館児童出版文化賞受賞。2017年、『明るい夜に出かけて』で第30回山本周五郎賞受賞[4]

40年来の横浜DeNAベイスターズファンで横浜スタジアムにも足を運ぶ[5]

著書

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収録作:「タマネギねこ」「ラッキー・メロディー」「モクーのひっこし」

「四季のピアニストたち」

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収録作:「サマータイム」「五月の道しるべ」
収録作:「九月の雨」「ホワイト・ピアノ」
『四季のピアニストたち』上下巻を会わせて文庫化

「黄色い目の魚」

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集団読書テキストとして出版、短編「黄色い目の魚」のみを収録
収録作
「りんごの顔」(『小説新潮』2000年12月号)
「黄色い目の魚」
「からっぽのバスタブ」(『小説新潮』2001年4月号)
「サブ・キーパー」(『小説新潮』2001年6月号)
「彼のモチーフ(『小説新潮』2002年1月号)
「ファザー・コンプレックス」(『小説新潮』2002年3月号)
「オセロ・ゲーム」(『小説新潮』2002年6月号)
「七里ヶ浜」

「一瞬の風になれ」

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「School and Music」

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「シロガラス」シリーズ

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  1. 『パワー・ストーン』(偕成社) 2014年9月 ISBN 9784037502102
  2. 『めざめ』(偕成社) 2014年10月 ISBN 9784037502201
  3. 『ただいま稽古中』(偕成社) 2014年11月 ISBN 9784037502300
  4. 『お神楽の夜へ』(偕成社) 2015年11月 ISBN 9784037502409
  5. 『青い目のふたご』(偕成社) 2018年6月 ISBN 9784037502508

脚注

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関連項目

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外部リンク

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