佐渡ヶ嶽

大相撲の年寄名跡

佐渡ヶ嶽(さどがだけ)は、日本相撲協会年寄名跡のひとつ。初代・佐渡ヶ嶽が四股名として名乗っていたもので、その歴史は明和年間あたりまで遡る。名跡名の由来は佐渡島にあり、初代から部屋持ちとして弟子育成に努めた者が多い[1]

佐渡ヶ嶽の代々

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  • 代目の太字は、部屋持ち親方。
代目 引退時しこ名 最高位 現役時の所属部屋 襲名期間 備考
初代 佐渡嶽沢右エ門 前2 伊勢ノ海部屋 ?-1790年頃(廃業)
2代 五百ヶ嶽大五郎 --- 佐渡ヶ嶽部屋
3代 関の戸澤右エ門 小結 佐渡ヶ嶽部屋 1802年11月-1806年11月
?-1817年12月(死去)
二枚鑑札
一時2代関ノ戸
4代 桟シ初五郎 前1 佐渡ヶ嶽部屋 1818年2月-1824年7月(死去) 二枚鑑札
5代 松ノ浦左市 --- ---
6代 ?[2] --- --- 1856年頃
7代 戸上山兵右衛門 下二8 粂川部屋 1870年4月-1890年10月(死去)
8代 眞崎春吉 下40 楯山部屋 1893年5月-1907年8月(死去)
9代 玉ノ川脇太郎 前17 佐渡ヶ嶽-伊勢ノ海-佐渡ヶ嶽部屋 1911年6月-1924年11月(死去) 二枚鑑札
10代 阿久津川高一郎 前1 高砂-錣山-高砂部屋 1929年3月-1954年1月(廃業)
11代 琴錦登 小結 二所ノ関部屋 1955年5月-1974年7月(死去)
12代 琴櫻傑將 横綱 佐渡ヶ嶽部屋 1974年7月-2005年11月(停年(定年)退職)
13代 琴ノ若晴將 関脇 佐渡ヶ嶽部屋 2005年11月-

脚注

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  1. ^ ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(2) 二所ノ関部屋』p30
  2. ^ 安政3年の資料に存在。佐渡島の知本忠之助が襲名したという文書も残るが、信憑性に疑問も残る。

関連項目

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