京台高速道路
京台高速道路(北京-台北高速道路)は、中華人民共和国の国家高速道路網を構成し、路線番号はG3である[1]。北京市を起点とし、河北省、天津市、山東省、江蘇省、安徽省、浙江省、福建省を経由し、台北市を終点とする全長2030kmである。
京台高速道路 Jingtai Expressway | |
京台高速公路 Jīngtái Gāosù Gōnglù | |
地図 | |
路線延長 | 2030 km |
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起点 | 北京市 |
終点 | 台北市 |
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経路
編集- 北京市区間:全区間開通
- 河北省A区間:全区間開通
- 天津市区間:河北省境から石各荘区間(計画中の京津塘三通道)、石各荘から河北省境の区間はG2と共通で開通。
- 河北省B区間:全区間開通。天津市境から滄州の区間はG2と共通で、滄州から徳州・山東省境の区間は開通。
- 山東省区間:全区間開通
- 江蘇省区間:全区間開通
- 安徽省区間:全区間開通
- 浙江省区間:全区間開通
- 福建省区間:浙江省境から建甌までは開通、建甌から閩侯の区間は建設中、福州以東区間計画中。
- 台湾海峡区間:トンネル区間(未着工、中華人民共和国側のみの計画)
- 台湾区間(書面上):台湾海峡〜台北市、但し中華人民共和国の統治は台湾に及んでおらず、中華人民共和国側のみの計画。
中国の立場
編集2017年2月3日、中華人民共和国国務院は”十三五”現代総合交通システム整備計画を発表した。これには京台高速道路が含まれている[2]。
京台高速道路や京台高速鉄道の中国本土側出発点となる平潭島では、橋の建設や観光地化に伴う急激な経済発展が起こっており、地元住民は平和的統一に期待を寄せている[3]。
また、2021年から2022年にかけて中国のSNS上では「2035去台湾(2035年に台湾に行こう)」という歌が流行している[4][5]。
台湾の立場
編集北京から台湾に高速道路で繋ぐと言う計画は、中華民国としての計画では無く、また現在の両岸関係を考慮すると実現は困難であり、さらに台湾海峡を越える道路建設の可能性は非常に低い。そのためこの高速道路計画の台湾部分の発表後、台湾社会においては笑い話として受け止められた[6][7]。
関連項目
編集参考文献
編集- ^ 中国高速公路一覧表
- ^ “国务院关于印发“十三五”现代综合交通运输体系发展规划的通知_政府信息公开专栏”. www.gov.cn. 2022年8月17日閲覧。
- ^ “【動画】中国から最も台湾に近い島ルポ 大橋&高速鉄道、増す統一圧力”. 西日本新聞me. 2022年8月17日閲覧。
- ^ 日本テレビ. “「尖閣諸島や台湾に近づくな」中国が東シナ海での漁解禁も強い制限 北京と台湾つなぐ鉄道は工事進む”. 日テレNEWS. 2022年8月17日閲覧。
- ^ “中国−台湾結ぶ「高速鉄道&道路」計画…圧力強化か”. テレ朝news. 2022年8月17日閲覧。
- ^ 扯爆! 中國地圖 憑空編出京台公路, 自由時報, 2008-11-4
- ^ "扯!中國地圖 出現京台公路 網友毒舌(統戰台灣) 公路用腎結石堆成 非道聽塗説 福州台中有隧道?", 臺灣電視公司, 臺灣新聞影音資料, 中華民国国家図書館, 2008-11-4
- ^ 自由時報「京台公路到台灣?陸委會否認」 [1]