乾昭三
乾 昭三(いぬい しょうぞう、1928年(昭和3年)2月18日 - 2003年(平成15年)1月23日)は、日本の法学者。専門は民法。立命館大学教授、同副学長、学校法人立命館教学担当常務理事を歴任。
略歴
編集- 1928年(昭和3年)2月18日 - 朝鮮江原道淮陽郡長楊面末輝里に生まれる。
- 1940年(昭和15年)4月 - 京城公立中学校入学
- 1944年(昭和19年)3月 - 同校4年修了
- 1944年(昭和19年)4月 - 京城帝国大学予科文科甲類入学
- 1945年(昭和20年)8月15日 - 同校廃止
- 1945年(昭和20年)12月20日 - 第三高等学校文科乙類転入学
- 1947年(昭和22年)3月 - 同校卒業
- 1947年(昭和22年)4月 - 京都大学法学部入学
- 1950年(昭和25年)3月 - 同大学卒業
- 1950年(昭和25年)4月 - 京都大学大学院特別研究生となる。
- 1952年(昭和27年)3月 - 同修了
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 立命館大学法学部専任講師
- 1954年(昭和29年)11月1日 - 同助教授
- 1960年(昭和35年)10月1日 - 同補導主事〔1年間〕
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 同教授
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 同学部主事〔2年間〕
- 1968年(昭和43年)4月1日 - 立命館大学教学部長〔翌月2月まで〕
- 1974年(昭和49年)4月1日 - 同法学部長〔2年間〕
- 1983年(昭和58年)4月1日 - 立命館大学副学長・学校法人立命館教学担当常務理事。
- 1993年(平成5年)3月31日 - 立命館大学定年退職
- 1993年(平成5年)4月1日 - 龍谷大学法学部特任教授
- 1998年(平成10年)3月31日 - 龍谷大学定年退職
- 2003年(平成15年)1月23日 - 逝去(享年74)
編著書
編集- 天野和夫 / 乾昭三 / 山手治之(共編)『あたらしい法学』有信堂(1964年8月)
- 利谷信義 / 乾昭三 / 木村静子(共編)『我妻栄・末川博・滝川幸辰――私の法律学』日本評論社(1967年5月)
- 天野和夫 / 窪田隼人 / 乾昭三(共編)『学習法学小辞典』日本評論社(1967年11月)
- 片岡昇 / 乾昭三 / 中山研一(共編)『法と現代社会』有斐閣(1970年4月)
- 片岡昇 / 乾昭三 / 中山研一(共編)『法学の基礎』有斐閣(1970年7月)
- 甲斐道太郎 / 乾昭三 / 椿寿夫(共編)『民法判例1』有斐閣双書(1970年8月)
- 甲斐道太郎 / 乾昭三 / 椿寿夫(共編)『民法判例2』有斐閣双書(1971年4月)
- 乾昭三 / 平井宜雄(共編)『企業責任』有斐閣選書(1973年7月)
- 伊藤正己 / 乾昭三(共編)『権利の事典』有斐閣選書(1974年4月)
- 山本進一 / 甲斐道太郎 / 椿寿夫 / 乾昭三 / 中川淳『債権各論』青林書院新社(青林双書)(1974年6月)
- 乾昭三『民法Ⅲ債権総論』(セミナー法学全集8) 日本評論社(1974年6月)
- 乾昭三『民法入門(1) 財産法』有斐閣新書(1977年1月)
- 乾昭三 / 徳本鎮『不法行為法の基礎〔実用編〕(基礎法律学大系)』青林書院新社(1977年12月)
- 甲斐道太郎 / 乾昭三 / 椿寿夫(共編)『民法判例1〔新版〕』有斐閣双書(1978年1月)
- 甲斐道太郎 / 乾昭三 / 椿寿夫(共編)『民法判例2〔新版〕』有斐閣双書(1978年4月)
- 西村信雄 / 谷口知平 / 乾昭三(共編)『演習民法破棄判例(2)』法律文化社(1979年2月)
- 谷口知平 / 於保不二雄(監修)甲斐道太郎 / 乾昭三 / 椿寿夫(共編)『新版民法概説3』有斐閣双書(1982年4月)
- 谷口知平 / 於保不二雄(監修)甲斐道太郎 / 乾昭三 / 椿寿夫(共編)『新版民法概説1』有斐閣双書(1982年5月)
- 乾昭三 / 荒川重勝(共編)『新民法講義3 不動産法』有斐閣(1982年6月)
- 谷口知平 / 於保不二雄(監修)甲斐道太郎 / 乾昭三 / 椿寿夫(共編)『新版民法概説2』有斐閣双書(1983年4月)
- 乾昭三 / 中井美雄(共編)『新民法講義4 金融取引法』有斐閣(1984年11月)
- 乾昭三 / 畑中和夫 / 山下健次(共編)『現代日本の国家と法(講座現代日本社会の構造変化2)』有斐閣(1986年7月)
- 乾昭三 / 長尾治助(共編)『新民法講義1 契約法』有斐閣(1988年10月)
- 谷口知平 / 甲斐道太郎 / 乾昭三(共編)『新演習民法破棄判例――総則・物権』法律文化社(1989年4月)
- 谷口知平 / 甲斐道太郎 / 乾昭三(共編)『新演習民法破棄判例――債権』法律文化社(1989年5月)
- 乾昭三『土地法の理論的展開』法律文化社(1990年3月)
- 王家福 / 乾昭三 / 甲斐道太郎(共編)『現代中国民法論』法律文化社(1991年9月)
- 乾昭三 / 二宮周平(共編)『新民法講義5 家族法』有斐閣(1993年11月)
- 乾昭三 / 吉村良一(共編)『新民法講義2 不法行為論』有斐閣(1994年8月)
脚注
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