中田 淳一(なかた じゅんいち、1908年(明治41年)1月25日 - 1970年(昭和45年)2月10日[1])は、日本法学者。専門は民事手続法学位法学博士京都大学論文博士・1954年)。元日本民事訴訟法学会理事長。山田正三門下[2]。弟子に鈴木正裕谷口安平中務俊昌井上正三など。

略歴

編集
1月 - 滋賀県高島郡に生まれる
3月 - 滋賀県立膳所中学校旧制中学校)卒業
3月 - 姫路高等学校 (旧制)旧制高等学校)卒業
4月 - 京都帝国大学法学部入学
11月 - 高等文官試験司法科試験合格
3月 - 京都帝国大学法学部卒業
4月 - 京都帝国大学法学部助手
8月 - 京都帝国大学法学部助手を辞職(滝川事件による)
9月 - 立命館大学法学部助教授
3月 - 立命館大学法学部助教授を辞職
4月 - 京都帝国大学法学部助手
4月 - 京都帝国大学法学部助教授
9月 - 京都帝国大学法学部教授
10月 - 京都大学法学部教授(大学の名称変更による)
6月 - 法学博士(京都大学)(学位論文「訴訟及び仲裁の法理」)
1月 - 京都大学法学部長(1964年12月まで)[3]
11月 - 日本民事訴訟法学会理事長(1969年まで)[4]

その他の職歴

編集

著作

編集

著書

編集
  • 『新憲法と司法』(有斐閣、1948年)
  • 『訴訟及び仲裁の法理』(有信堂、1953年)
  • 『民事訴訟法講義 上巻』(有信堂、1954年)
  • 『破産法・和議法(法律学全集37)』(有斐閣、1959年)
  • 『訴と判決の法理』(有斐閣、1972年)
  • 『民事訴訟判例研究』(有斐閣、1972年)

編書

編集
  • 三ヶ月章らと共編)『ケースブック民事訴訟法』(有信堂、1961年)
  • (三ヶ月章と共編)『民事訴訟法演習 第1・第2』(有斐閣、1963年・1964年)
  • 『民事訴訟法概説 第1・第2』(有斐閣、1968年・1971年)
  • 『民事訴訟法概説』(有斐閣、改訂版1988年・改訂2版1995年)

献呈論文集

編集
  • 中務俊昌編『民事訴訟の理論 : 中田淳一先生還暦記念 上・下』(有斐閣、1969年・1970年)

門下生

編集

脚注

編集
  1. ^ 中田淳一コトバンク
  2. ^ 吾妻京一郎編『法学部物語』(一粒社、1958)”. dl.ndl.go.jp. 2023年8月1日閲覧。
  3. ^ 歴代法学研究科長・法学部長(京都大学法学部、2013年3月16日閲覧)
  4. ^ 日本民事訴訟法学会(2013年3月16日閲覧)