中村富十郎 (3代目)

明治時代の女形役者

三代目 中村富十郎(さんだいめ なかむら とみじゅうろう、安政6年5月10日1859年6月10日〉 - 明治34年〈1901年2月21日)とは、 明治時代女形役者。俳名慶子、屋号八幡屋。

来歴

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大坂の久左衛門町に生まれる。慶応2年(1866年)8歳の時、五代目中村鶴助の門人となり中村梅太郎と名乗る。明治18年(1885年)、東京に上り春木座に出演、以後没するまで東京の舞台に立った。明治24年(1891年)12月、春木座で三代目中村富十郎を襲名する。明治34年正月、市村座に出たのが最後の舞台となる。享年43。女形としては大柄な体格だったので、役どころは少なかったという。子に二代目市川團右衛門[1]がおり、五代目中村仲蔵はひ孫に当たる。

参考文献

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  • 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館編 『演劇百科大事典』(第4巻) 平凡社、1986年
  • 野島寿三郎編 『歌舞伎人名事典』(新訂増補) 日外アソシエーツ、2002年

脚注

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  1. ^ 市川 団右衛門(2代目)コトバンク