中村了昭(なかむら りょうしょう[1]1927年[1][2] - )は、日本のインド哲学古典インド文学者鹿児島国際大学名誉教授[2]。専攻はインド古代・中古の文化・哲学史[2]。『ラーマーヤナ』原典完訳刊行を行った。

来歴

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鹿児島県生まれ[1]。旧制鹿児島県立第二鹿児島中学校(現鹿児島県立甲南高等学校)を経て、1944年海軍兵学校第76期入校(1945年学校解散により修了)[3]。1949年旧制第七高等学校造士館(現鹿児島大学)文科卒業[4]。1953年旧制東北大学文学部卒業[1]。卒業論文は「数論偈諸註の比較対照の研究」[1]東北大学大学院文学研究科博士課程印度哲学専攻[2]満期。金倉円照が恩師[1]。後に、1977年「サーンクヤ哲学の研究」で文学博士立正大学[1]

鹿児島県の県立高校教員を経て[4]鹿児島経済大学助教授、教授、大学の改称により鹿児島国際大学教授、名誉教授。

著書

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翻訳

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参考

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東洋文庫 新訳ラーマーヤナ〈1〉 ISBN 4582808204

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 中村了昭『サーンクヤ哲学の研究 インド哲学の二元論』大東出版社、1982年2月22日、1-2頁・奥付。
  2. ^ a b c d ヴァールミーキ『新訳 ラーマーヤナ 7』中村了昭訳、平凡社、2013年8月9日、奥付。
  3. ^ 海軍兵学校出身者 第76期”. 海軍兵学校. 海軍兵学校を考える会. 2024年7月27日閲覧。
  4. ^ a b 作道好男・江藤武人 編『北辰斜にさすところ 第七高等学校造士館50年史』財界評論新社、1970年10月5日、867頁。