中北浩爾
日本の政治学者
中北 浩爾(なかきた こうじ、1968年9月28日 - )は、日本の政治学者。専門は日本政治史。中央大学法学部教授。英ラウトレッジ"Labor History"誌最優秀論文賞受賞。
人物情報 | |
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生誕 |
1968年9月28日(56歳) 日本・三重県 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
東京大学法学部 同大学院法学政治学研究科博士課程 中途退学 |
配偶者 | 首藤若菜 |
学問 | |
研究分野 | 政治学 |
研究機関 |
サントリー・トヨタ研究所 エドウィン・O・ライシャワー日本研究所ほか |
博士課程指導教員 | 三谷太一郎 |
指導教員 | 坂野潤治 |
学位 | 博士(法学)(1997年・東京大学) |
影響を与えた人物 | 吉次公介 |
学会 |
日本政治学会 日本国際政治学会 同時代史学会 |
主な受賞歴 | "Labor History"誌最優秀論文賞 |
脚注 中央大学研究者情報データベース[1] |
経歴
編集三重県生まれ、大分県育ち。東京都立戸山高等学校、東京大学法学部卒業後、1993年同大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、1995年に同博士課程中退。1997年東京大学より博士(法学)の学位を取得[1][2]。
1994年日本学術振興会特別研究員、1995年東京大学法学部附属近代日本法政史料センター助手、1997年同助教授、同年大阪市立大学法学部助教授、2001年立教大学法学部政治学科助教授。ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスサントリー・トヨタ研究所(STICERD)客員研究員を経て、2004年から立教大学法学部政治学科教授。
ハーヴァード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所客員研究員を経て、2009年イギリス・ラウトレッジ社"Labor History"誌2008年度最優秀論文賞受賞。2011年から一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻人間・社会形成研究分野(政治学)教授[3]。
2023年から、茗荷谷キャンパスへと移転した中央大学法学部の教授に着任。
著書
編集単著
編集- 『経済復興と戦後政治 ―日本社会党 1945-1951年―』東京大学出版会、1998年。ISBN 978-4130360906。
- 『1955年体制の成立』東京大学出版会、2002年。ISBN 978-4130362122。
- 『日本労働政治の国際関係史 1945-1964 ―社会民主主義という選択肢―』岩波書店、2008年。ISBN 978-4000242608。
- 『現代日本の政党デモクラシー』岩波新書、2012年。ISBN 978-4004313984。
- 『自民党政治の変容』NHKブックス、2014年。ISBN 978-4140912171。
- 『自民党 ―「一強」の実像―』中公新書、2017年。ISBN 978-4121024282。
- 『自公政権とは何か』ちくま新書、2019年。ISBN 978-4480072160。
- 『日本共産党 ―「革命」を夢見た100年 ―』中公新書、2022年。ISBN 978-4121026958。
共編著
編集- (共著:吉田健二)『片山・芦田内閣期経済復興運動資料(全10巻)』日本経済評論社、2001年。
- (編著:日本再建イニシアティブ)『民主党政権 失敗の検証 - 日本政治は何を活かすか』中公新書、2013年。ISBN 978-4121022332。
- (編著:竹内行夫、若月秀和 、蔵前勝久 )『外交証言録 高度成長期からポスト冷戦期の外交・安全保障――国際秩序の担い手への道』岩波書店、2022年。ISBN 978-4000229784。
- (共著:有田芳生、池田香代子、内田樹、木戸衛一、佐々木寛、 津田大介、中沢けい、浜矩子、古谷経衡)『希望の共産党 期待こめた提案』あけび書房、2023年。ISBN 978-4871542265。
テレビ出演
編集関連項目
編集脚注
編集出典
編集- ^ 中北 浩爾 - 東洋経済オンライン2018年10月18日 閲覧
- ^ 国立国会図書館. “博士論文『経済復興と戦後政治 : 日本社会党1945-1951年』”. 2023年4月25日閲覧。
- ^ 『自民党―「一強」の実像』/中北浩爾インタビュー - 中央公論新社公式サイト2018年10月18日 閲覧
- ^ 「困った時に守られない」 学者夫婦、葛藤の事実婚解消 - 朝日新聞デジタル2018年10月18日 閲覧
外部リンク
編集- 中北浩爾研究室 - 一橋大学大学院社会学研究科・社会学部
- 中北浩爾 - 中央大学 研究者情報
- 中北浩爾 - researchmap
- 中北浩爾 - 毎日新聞 政治プレミア