与謝野駅

京都府与謝郡与謝野町にあるWILLER TRAINSの駅

与謝野駅(よさのえき)は、京都府与謝郡与謝野町字下山田小字柿内にある、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)宮津線である。駅番号はT17。「宮豊線」の愛称区間に含まれている。駅の愛称は「美心 与謝野(うつくしごころ よさの)」。

与謝野駅*
駅舎(2020年3月)
よさの
Yosano
T16 岩滝口 (2.9 km)
(7.0 km) 京丹後大宮 T18
地図
京都府与謝郡与謝野町字下山田1332
北緯35度32分36.58秒 東経135度7分35.20秒 / 北緯35.5434944度 東経135.1264444度 / 35.5434944; 135.1264444座標: 北緯35度32分36.58秒 東経135度7分35.20秒 / 北緯35.5434944度 東経135.1264444度 / 35.5434944; 135.1264444
駅番号 T17
所属事業者 WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)
所属路線 宮津線宮豊線)**
キロ程 35.7 km(西舞鶴起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
219人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1925年大正14年)7月31日[1]
備考 簡易委託駅[要出典]
* 北近畿タンゴ鉄道時代の駅名標では「美心 与謝野」の方が正式駅名である「野田川」より優先された表記となっていた。ただしローマ字は「NODAGAWA」表記のままであった。
** 1990年西日本旅客鉄道から移管、同時に丹後山田駅から改称[2]。2015年に北近畿タンゴ鉄道から移管、野田川駅から改称。
テンプレートを表示
丹後山田駅
たんごやまだ
Tango-Yamada
水戸谷
所属事業者 加悦鉄道[3]
所属路線 加悦鉄道線
キロ程 0.0 km(丹後山田起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1926年大正15年)12月5日[3]
廃止年月日 1985年昭和60年)5月1日[3]
テンプレートを表示

国鉄西日本旅客鉄道(JR西日本)が運営していた時代は丹後山田駅(たんごやまだえき)と名乗っていたが、北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管の際に野田川駅に改称され(野田川は与謝野町成立までの旧町名だった)、WILLER TRAINSへの宮津線移管の際に現在の駅名に改称されている。

また、1985年まで、当駅 - 加悦(かや)間で加悦鉄道が運行されていた。

歴史

編集
 
改称前の駅舎(2008年10月)

駅構造

編集

単式・島式の複合型2面3線のホームを持ち、列車交換や折り返しが可能な地上駅である。駅舎は単式ホーム側にあり、丹後ちりめんの産地であることにちなみ、着物をかたどった屋根が特徴的である。島式ホームへは、単式ホームの豊岡寄りから構内踏切で連絡している。また、駅舎の反対側にも構内踏切に直接繋がる勝手口がある。

丹鉄線内に15駅ある有人駅の一つ。簡易委託駅であり、窓口は早朝・夜間を除いて営業。かつては自動券売機が設置されていたが、2023年に撤去されている。

窓口では硬券の入場券・乗車券(丹鉄線内・JR線直通)・自由席特急券(京都からの乗継割引含む)を購入することが可能。窓口に常備されていないきっぷ類は補充券を発行する。

なお、2013年3月16日改正時点では、当駅16時59分発西舞鶴行き以外に、当駅を始発駅・終着駅とする列車はなかったが、2016年3月26日改正で9時29分当駅終着列車とその折り返しの9時42分発西舞鶴行きが設定された。2024年現在、当駅を折り返しとする列車は存在しない。

駅舎の左側には、「丹後山田駅資料室」がある。一部屋だけの小規模な展示室だが、北近畿タンゴ鉄道が国鉄・JR西日本だった頃の当駅にゆかりのある鉄道部品が展示されている。部屋の中にはNゲージで昭和50年代後半頃の丹後山田駅が再現されている。

駅には与謝野町観光協会が運営するレンタサイクル「リンクル与謝野探訪」がある(1月から3月の間は休業)。

のりば

編集
のりば 路線 方向 行先 備考
1 宮豊線 上り 天橋立宮津方面 当駅折り返し
下り 網野久美浜方面 特急待避時
2  
3 上り 天橋立・宮津方面  
付記事項
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載した。
  • かつては駅舎側の単式ホーム(現在の3番のりば)を1番のりばと扱い、島式ホーム(現在の1・2番のりば)は3・2番のりばとなっていたが、WILLER TRAINSへの移管以降に下り線側(駅舎反対側)からの付番に改められ、現在の付番となった。なお、単式ホーム(3番のりば)は宮津方面からの列車の折り返しにも対応している。

利用状況

編集

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 326
2000 288
2001 307
2002 323
2003 318
2004 293
2005 290
2006 271
2007 304
2008 293
2009 285
2010 268
2011 413
2012 315
2013 337
2014 290
2015 309
2016 277
2017 263
2018 252
2019 219

駅周辺

編集

バス路線

編集

駅前に丹後海陸交通「与謝野駅」停留所があり、与謝線・福知山線(30・32系統:天橋立ケーブル下 / 共栄高校前(※平日のみ)、与謝)が発着する。

隣の駅

編集
WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)
宮豊線(宮津線)
快速「丹後路」(下りのみ運転)
天橋立駅 (T15) → 与謝野駅 (T17)京丹後大宮駅 (T18)
普通
岩滝口駅 (T16) - 与謝野駅 (T17) - 京丹後大宮駅 (T18)

かつて存在した路線

編集
加悦鉄道
加悦鉄道線
丹後山田駅 - 水戸谷駅

脚注

編集
  1. ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』14号 27頁
  2. ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』14号 28頁
  3. ^ a b c d e 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』14号 34頁
  4. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、322頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 広報よさの 平成25年7月号” (PDF). 京都府与謝野町 (2013年7月10日). 2024年2月16日閲覧。
  6. ^ 「KTR「丹鉄」に 路線、駅名変え刷新PR 乗り放題切符など発売」『読売新聞読売新聞大阪本社、2015年1月30日、朝刊、29面。

参考文献

編集
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日。 

関連項目

編集

外部リンク

編集