下天は夢か』(げてんはゆめか)は、津本陽歴史小説1986年12月から1989年7月まで『日本経済新聞』に連載された。ビジネスマンの読者に支持され、1989年のベストセラー作品となった。単行本は1989年日本経済新聞社から刊行された。のち、1992年講談社文庫版、2008年角川文庫版が刊行された。

織田信長を主人公に、1560年桶狭間の戦いから1582年本能寺の変までを描く。

発行部数は、それまで津本の小説は30万部どまりと言われてきた中、日本経済新聞社発行分が全4巻で100万部を突破[1]。津本の死去時点では200万部を突破した[2]

脚注

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  1. ^ 「『下天は夢か』一〇〇万部突破記念テレカ」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、118-119頁。初出は『本の雑誌』1990年3月号。
  2. ^ 直木賞作家・津本陽さん死去 89歳、剣豪小説に新境地、朝日新聞デジタル、2018年5月28日19時13分。