上郷町 (横浜市)
上郷町(かみごうちょう)は横浜市栄区の町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示未実施[5]。
上郷町 | |
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町丁 | |
横浜自然観察の森 | |
北緯35度21分45秒 東経139度34分39秒 / 北緯35.362572度 東経139.577625度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 栄区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 5,380 人 |
世帯数 | 2,528 世帯 |
面積([2]) | |
3.584 km² | |
人口密度 | 1501.12 人/km² |
設置日 | 1939年(昭和14年)4月1日 |
郵便番号 | 247-0013[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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地理
編集栄区の東部に位置し、㹨川と県道原宿六浦線に沿った、「工」の字に似た細長い形をしている。いたち川流域が谷戸でその両岸は小高い丘で構成されているが、緑地として残っている東部・南部の高台を除いて谷戸は上郷町、宅地化されている高台は他の町名となっている。
北部には山手学院中学校・高等学校や神奈川県立横浜栄高等学校、神奈川中央交通横浜営業所などがある。港南台に近く、港南台プリンスハイツなど港南台の名を冠したマンション等もみられる。鎌倉市境に近い南部には横浜霊園や鎌倉カントリークラブ、神奈川県警察の射撃場がある。 横浜市資源循環局栄工場があったが、2008年に焼却設備が撤去され、以降は収集車の駐車場などとして使われている[6]。 北東部の瀬上市民の森、南東部の横浜自然観察の森の2つの大規模緑地のほか、比較的小規模な上郷市民の森を有し、緑被率の高い地区となっている[7]。瀬上市民の森に隣接した緑地帯では東急建設が宅地開発を計画しているが、緑地保全のため横浜市は土地の買い取りを検討している [8]。町内に鉄道は通っておらず、港南台駅や大船駅、金沢八景駅への路線バスが利用できる。
栄区東部の外縁部はほとんど上郷町となっているため、栄区が接する他の市・区のうち戸塚区を除く港南区・磯子区・金沢区・鎌倉市と接している。
歴史
編集昭和30年代(1956年~1965年)まで栄区の東半分は上郷町と中野町の飛び地が入り乱れて混在している状態であったが、高度経済成長期に丘陵部が住宅開発されると新住所を与えられて両町から分離、さらに中野町が飛び地を整理して栄区中央部のみとなった結果、残りの部分は上郷町として2010年(平成22年)現在の複雑な形状となった。この様な経緯を経たため、例えば犬山町にある上郷小学校・中学校など隣接区域にも上郷の名をもつ施設がある。
年表
編集- 明治以前は鎌倉郡上野村(上之村[9]とも)と称し、東海道戸塚宿の助郷となっていた。
- 1867年(慶応3年) - 幕府領となり、代官・江川太郎左衛門支配所(韮山代官所)の管轄となる。
- 1868年(慶応4年) 6月 - 韮山代官所が韮山県に改組され、韮山県鎌倉郡上野村となる。
- 1868年(慶応4年) 12月 - 韮山県から神奈川県に移管され、神奈川県鎌倉郡上野村となる。
- 1891年(明治24年) - 上之村ほか、七村が合併し、鎌倉郡本郷村成立。旧上野村は本郷村大字上野となった。
- 1920年(大正9年) - 電灯が点灯。
- 1939年(昭和14年) - 本郷村の横浜市編入に伴い、戸塚区上郷町(上野町が当時中区にすでに存在していたため、旧村名と字名から一字ずつとった)となる。
- 1967年(昭和42年) - 上水道が開通。
- 1982年(昭和57年) - 東上郷町などが分離。
- 1986年(昭和61年) - 栄区成立に伴い、栄区上郷町となる。
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世帯数と人口
編集2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
上郷町 | 2,528世帯 | 5,380人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[10] | 12,534
|
2000年(平成12年)[11] | 5,974
|
2005年(平成17年)[12] | 6,036
|
2010年(平成22年)[13] | 5,993
|
2015年(平成27年)[14] | 5,746
|
2020年(令和2年)[15] | 5,445
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[10] | 3,902
|
2000年(平成12年)[11] | 2,024
|
2005年(平成17年)[12] | 2,124
|
2010年(平成22年)[13] | 2,191
|
2015年(平成27年)[14] | 2,205
|
2020年(令和2年)[15] | 2,212
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[16]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
460番地の23、4487番地以降 | 横浜市立港南台第二小学校 | 横浜市立港南台第一中学校 |
37〜41番地、47番地の1、48番地の4、62番地の2 81番地の3〜5・15〜16 |
横浜市立本郷小学校 | 横浜市立本郷中学校 |
1〜36番地、42〜46番地、47番地の2〜48番地の3 48番地の5〜62番地の1、62番地の3〜81番地の2 81番地の6〜9、82〜83番地、85〜89番地 106〜134番地、141〜154番地 167番地の2〜179番地、180番地の2〜198番地 221番地(県道原宿六浦線以南)、222〜230番地 1964〜1976番地、1978〜1995番地、1998番地 2006〜2007番地、2264〜4486番地 |
横浜市立上郷中学校 | |
81番地の10〜11、84番地、90〜105番地 135〜140番地、155番地〜167番地の1 180番地の1、199〜220番地 221番地 (県道原宿六浦線以北)、231番地〜460番地の22 460番地の24〜551番地、644〜672番地、691〜699番地 |
横浜市立桜井小学校 | |
747番地、765番地、851〜896番地、901〜907番地 910〜942番地、966〜995番地、1017〜1035番地 1036番地(県道原宿六浦線以東) 1037番地(県道原宿六浦線以東)、1053番地、1060番地 1159〜1188番地、1202〜1205番地、1209〜1213番地 1214番地(県道原宿六浦線以東)、1215〜1286番地 1287番地(県道原宿六浦線以東)、1288〜1699番地 1701〜1705番地、1709番地〜1715番地の5 1715番地の12〜1722番地 |
横浜市立庄戸小学校 | |
552〜643番地、673〜690番地、700〜746番地 748〜764番地、766番地〜832番地の7 832番地の13〜41・43〜45・48〜49・51〜52・60〜76 832番地の79〜850番地、897番地〜900番地 908〜909番地、943〜965番地、996〜1016番地 1036番地(県道原宿六浦線以西) 1037番地(県道原宿六浦線以西)、1038〜1052番地 1054〜1059番地、1061〜1158番地、1189〜1201番地 1206〜1208番地、1214番地(県道原宿六浦線以西) 1287番地(県道原宿六浦線以西)、1700番地 1736〜1740番地、1742番地〜1747番地の199 1748〜1802番地、1804〜1963番地、1977番地 1997番地、1999〜2005番地、2169番地 |
横浜市立上郷小学校 | |
1723〜1729番地、1731〜1735番地、2096〜2101番地 2104〜2111番地、2146〜2166番地、2168番地 2170〜2171番地、2175〜2178番地、2182番地 |
横浜市立桂台中学校 | |
1996番地の1〜4、2081番地の8、2262〜2263番地 | 横浜市立桂台小学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
上郷町 | 176事業所 | 2,253人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 170
|
2021年(令和3年)[17] | 176
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 2,051
|
2021年(令和3年)[17] | 2,253
|
施設
編集教育機関
編集名所
編集その他
編集日本郵便
編集警察
編集町内の警察の管轄区域は以下の通りである[20]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
一部 | 栄警察署 | 庄戸交番 元大橋交番 |
関連項目
編集- 上郷町(曖昧さ回避)
脚注
編集- ^ a b “令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “上郷町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ 横浜市栄区の町名一覧(横浜市役所) (PDF) 2010年6月17日閲覧
- ^ 焼却工場(横浜市資源循環局)[リンク切れ]
- ^ 平成21年度「緑の総量」の調査結果(横浜市環境創造局)[リンク切れ]
- ^ 2009年1月1日付神奈川新聞(Googleキャッシュ)。[リンク切れ]
- ^ 「上之」の名前は後に上之町として復活した。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “交番紹介”. 栄警察署. 2021年10月8日閲覧。
参考文献
編集- 『わたしたちのまち上郷』1997年(平成5年)11月 上郷南小学校創立15周年記念改訂版編集委員会