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上原美幸

日本の中長距離走選手
曖昧さ回避 元AV女優の「上原深雪」とは別人です。

上原 美幸（うえはら みゆき、1995年11月22日 - ）は、日本の陸上競技選手。専門は中距離走・長距離走・マラソン。鹿児島市立鹿児島女子高等学校卒業。

上原 美幸 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム 上原 美幸
ラテン文字 Miyuki UEHARA
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 中距離走/長距離走/マラソン
所属 鹿児島銀行陸上部
生年月日 (1995-11-22) 1995年11月22日（29歳）
出身地 鹿児島県鹿児島市
身長 154cm
成績
オリンピック 5000m 予選1組7着 （2016 リオデジャネイロ）
5000m 決勝15位 （2016 リオデジャネイロ）
自己ベスト
1500m 4分19秒71
3000m 9分06秒91
5000m 15分21秒40
10000m 31分38秒80
ハーフマラソン 1時間09分13秒
マラソン 2時間24分19秒
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経歴

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鹿児島女高2年時の2013年1月に行われた全国女子駅伝では鹿児島県代表として1区にエントリー。2位の小原怜（岡山）に11秒差をつけて区間賞を獲得。優秀選手にも選出された[1]。なお、この時の19分00秒というタイムは永山育美と並ぶ区間歴代2位タイである（2016年現在）[2]。

2015年7月に行われたホクレンディスタンスチャレンジ北見大会女子5000mで15分21秒40で2位に入りリオデジャネイロオリンピック女子5000m参加標準記録を突破。さらに2016年6月に行われた第100回日本陸上競技選手権大会（パロマ瑞穂スタジアム）同種目で15分33秒49で5位に入った[3]。この結果をもって、リオデジャネイロ五輪女子5000m・日本代表選手に初選出された[4]。

2016年8月16日に行われたリオ五輪 陸上 女子5000m、予選第1組で7着（15分23秒41）に入り、記録により決勝へ進出した[5]。2016年8月19日に行われた決勝では15分34秒97で15位だった。レース後、思い切って飛び出したことに悔いはない。メダルを争う力がないことは悔しい。今後はスピードを磨いてマラソンにも挑戦したいと記者に語った[6]。

2018年9月16日のベルリンマラソンで、上原自身初めてのフルマラソンに挑戦。同マラソンで2時間18分11秒と、世界女子歴代4位の好タイムで優勝したグラディス・チェロノ（ケニア）らの、レース前半から超ハイペースにはついていかず、自ら5Kmラップ17分30秒前後のペースを維持。中間点を1時間13分27秒で通過後、レース後半に入るとネガティブスプリットでペースを上げ、35Km付近で小原怜（天満屋）を逆転。結果ゴールタイムは2時間25分46秒と、女子総合9位・日本人3着と健闘した[7]。

2019年3月10日の名古屋ウィメンズマラソンに2度目のマラソンに出走。レース序盤から30Km付近まで、先頭集団に加わる積極性を見せながら走行。30Km地点を過ぎた後で優勝争いからは脱落するも、その後も大きくペースダウンする事無く、初マラソンよりも約1分半更新する、2時間24分19秒で総合9位・日本人3着に入り、マラソングランドチャンピオンシップ（MGC・2020年東京オリンピック女子マラソン選考会）出場権を獲得する[8]。ゴール後の上原は「想定したレースができて良かった」と笑顔を浮かべ、山下佐知子監督も「実力通りの結果。（海外勢のペースアップに）反応出来なかったが、伸び代でいうと一番有る」と納得のコメントを述べていた[9]。

2019年9月15日に開催された、2020年東京五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ・女子マラソンに出場。序盤から5km毎のラップが16分台のハイペースについていき、その後は2位グループの集団に加わるも、10Km地点を過ぎた後で完全脱落。15Km過ぎでは、後方から野上恵子（十八銀行）に追い抜かれて以降、最下位を走行する苦しいレースとなる。中間点は1時間15分15秒も掛かり、それでも上原はゴールを目指して暫く走り続けてたが、結局30Km地点を過ぎて途中リタイアに終わった[10]。

2021年6月末に第一生命グループを退社し、7月に鹿児島銀行に入社[11]。陸上部に所属。

主な記録

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年 大会 種目 順位 備考
2011年 都道府県対抗女子駅伝 8区 区間6位 鹿児島県17位[12]
第66回国民体育大会・山口 少年女子B1500m 11位[13]
2012年 都道府県対抗女子駅伝 1区 区間23位 鹿児島県18位[14]
千葉国際クロスカントリ－ ジュニア5㎞ 3位[15]
福岡国際クロスカントリ－ ジュニア6㎞ 優勝[16]
新潟インターハイ 1500m 6位[17]
新潟インターハイ 3000m 3位 日本人選手1位
第67回国民体育大会 少年女子A3000m 7位[18]
2013年 都道府県対抗女子駅伝 1区 区間賞 鹿児島県11位[19]
千葉国際クロスカントリ－ ジュニア5㎞ 優勝[20]
福岡国際クロスカントリ－ ジュニア6㎞ 5位[21]
大分インターハイ 1500m 16位[22]
全国高校駅伝女子 1区 区間17位 鹿児島女子高23位[23]
2014年 都道府県対抗女子駅伝 2区 区間27位 鹿児島県16位[24]
全日本実業団陸上 Jr3000m 3位[25]
クイーンズ駅伝 1区 区間3位 第一生命グループ5位[26]
2015年 都道府県対抗女子駅伝 1区 2位 鹿児島県16位[27]
第70回国民体育大会 成年女子5000m 7位[28]
クイーンズ駅伝 3区 区間2位 第一生命グループ6位[29]
2016年 都道府県対抗女子駅伝 1区 13位 鹿児島県13位[30]
第100回日本選手権 5000m 5位[31]
第100回日本選手権 10000m 7位
リオデジャネイロオリンピック 5000m 15位[32]
クイーンズ駅伝 3区 区間7位 第一生命グループ2位[33]
2017年 都道府県対抗女子駅伝 9区 6位 鹿児島県11位[34]
第101回日本選手権 10000m 3位[35]
世界陸上ロンドン大会 10000m 24位[36]
クイーンズ駅伝 3区 区間4位 第一生命グループ4位[37]
2018年 第102回日本選手権 5000m 5位[38]
第102回日本選手権 10000m 12位
ベルリンマラソン2018 マラソン 9位
クイーンズ駅伝 3区 区間21位 第一生命グループ12位[39]
2019年 名古屋ウィメンズマラソン2019 マラソン 9位[40] MGC出場権獲得
第103回日本選手権 5000m 12位[41]
MGC(ﾏﾗｿﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞﾁｬﾝﾋﾟｵﾝｼｯﾌﾟ) マラソン DNF[42]
クイーンズ駅伝 3区 区間5位 第一生命グループ11位[43]

脚注

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  1. ^ “皇后盃　第31回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会”. JAAF. 2016年12月31日閲覧。
  2. ^ “歴代区間ベスト10”. 皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会事務局. 2016年12月31日閲覧。
  3. ^ リザルト大会3日目 日本陸連 2016年6月27日
  4. ^ 第31回オリンピック競技大会（2016／リオデジャネイロ）日本代表選手2016年6月27日発表分 日本陸連 2016年6月27日
  5. ^ リオオリンピック 陸上 女子5000m 予選 朝日新聞　8月16日
  6. ^ リオオリンピック 陸上 女子5000m 決勝 朝日新聞　2016年8月19日
  7. ^ 上原美幸、準備不足も想定以上「25分台で走れるとは思ってなかった」／マラソン サンスポ 2018年9月16日
  8. ^ 上原美幸、積極的な走りで９位「離れても粘るレースができた」／名古屋ウィメンズマラソン サンスポ 2019年3月10日
  9. ^ 上原美幸が日本人3位でMGC、監督は伸びしろ期待 日刊スポーツ 2019年3月10日
  10. ^ マラソングランドチャンピオンシップ・女子公式リザルト(PDF）
  11. ^ リオ五輪代表の上原美幸が第一生命Gから鹿児島銀行へ 地元で復活期す
  12. ^ “11都道府県女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  13. ^ “第66回国体リザルト”. yamaguchi. 2020年2月25日閲覧。
  14. ^ “12都道府県女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  15. ^ “12千葉クロカン”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  16. ^ “12福岡クロカン”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  17. ^ “新潟IH女子TOP8”. iaaf. 2020年2月25日閲覧。
  18. ^ “第67回国体リザルト”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  19. ^ “13都道府県女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  20. ^ “12千葉クロカン”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  21. ^ “12福岡クロカン”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  22. ^ “大分IH女子リザルト”. iaaf. 2020年2月25日閲覧。
  23. ^ “14高校駅伝女子”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  24. ^ “14都道府県女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  25. ^ “14実業団陸上”. jita. 2020年2月25日閲覧。
  26. ^ “14実業団女子駅伝”. jita. 2020年2月25日閲覧。
  27. ^ “15都道府県対抗女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  28. ^ “第70回国体リザルト”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  29. ^ “15実業団女子駅伝”. jita. 2020年2月25日閲覧。
  30. ^ “16都道府県女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  31. ^ “16日本選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  32. ^ “16リオ五輪”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  33. ^ “16実業団女子駅伝”. jita. 2020年2月25日閲覧。
  34. ^ “17都道府県女子駅伝”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  35. ^ “2017日本選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  36. ^ “17世界陸上”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  37. ^ “17実業団女子駅伝”. jita. 2020年2月25日閲覧。
  38. ^ “18日本選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  39. ^ “18実業団女子駅伝”. jita. 2020年2月25日閲覧。
  40. ^ “19結果”. nagoya. 2020年2月25日閲覧。
  41. ^ “19日本選手権”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  42. ^ “MGC”. jaaf. 2020年2月25日閲覧。
  43. ^ “19実業団女子駅伝”. jita. 2020年2月25日閲覧。

外部リンク

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