三宅菊子
日本のエッセイスト
経歴
編集阿部金剛と三宅艶子の娘として東京に生まれる。弟に彫刻家の阿部鷲丸。
広津和郎の松川事件の取材に同行。1963年9月12日に最高裁は検察側による再上告を棄却し、被告人20人の無罪が確定した。1965年、元被告の佐藤一と結婚。ライターとして『週刊平凡』『平凡パンチ女性版』『an・an』『エル・ジャポン』などに執筆。『an・an』では創刊当時からのメインライターであり、その独特の『an・an』の作り手とされる[2]。
祖母・三宅やす子の代から宇野千代と親しく、1980年代後半『クロワッサン』に宇野の聞き書きを連載した。1990年編集制作事務所4Bを設立、『フィガロジャポン』『家庭画報』など女性雑誌の下請けと単行本の企画をした。
著書
編集- 『楽しいひとり暮し 生きることのおしゃれノート』じゃこめてい出版 1979.2
- 『私の好きな名人たち』筑摩書房 1979.11
- 『愛しかた面白ノート 嬉しくて好きで感激なことのコレクション』じゃこめてい出版 1980.10
- 『楽しい二人暮しのABC』大和書房 1981.6
- 『料理は簡単なほど美味しい 食べる悦び・つくる楽しみ』じゃこめてい出版 1982.6 のち三笠書房知的生きかた文庫
- 『男のための簡単うまいものキッチン』リヨン社 1984.12
- 『セツ学校と不良少年少女たち セツ・モードセミナー物語』じゃこめてい出版 1985.1
- 『いそがし人のお助け簡単キッチン』リヨン社 1986.10
- 『ひとり暮しのプログラム 元気なシングルライフの心構えとテクニック』じゃこめてい出版 1987.11
- 『食いしん坊の面白シンプル料理』海竜社 1987.12
- 『宇野千代振袖桜 ちょっと自伝』マガジンハウス (クロワッサンの本) 1989
- 『真夜中のダッフルコート おしゃれ大好き、大嫌い』文化出版局 1991.9
共著
編集脚注
編集- ^ 三宅菊子さん=エッセイスト、編集者 読売新聞 2012年8月16日閲覧
- ^ 中野翠『コラムニストになりたかった』(新潮社)P.51
- ^ 女性誌で活躍、エッセイストの三宅菊子さんが死去 - 産経新聞、2012年8月16日