レリック -遺物-
『レリック -遺物-』(レリック いぶつ、Relic)は2020年のアメリカ合衆国・オーストラリアのホラー映画。ナタリー・エリカ・ジェームズ監督の長編映画デビュー作で、出演はエミリー・モーティマーとベラ・ヒースコートなど。認知症の祖母を心配する母娘が、別人のように変わっていく祖母の奇妙な言動に恐怖を抱いていくさまを描いている[3]。
レリック -遺物- | |
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Relic | |
監督 | ナタリー・エリカ・ジェームズ |
脚本 |
ナタリー・エリカ・ジェームズ クリスチャン・ホワイト |
製作 |
ジェイク・ジレンホール アンナ・マクライシュ リーヴァ・マーカー セイラ・ショウ |
製作総指揮 |
マイク・ラロッカ トッド・マクラス ルッソ兄弟 アンジェラ・ルッソ=オトストット |
出演者 |
エミリー・モーティマー ロビン・ネヴィン ベラ・ヒースコート クリス・バントン |
音楽 | ブライアン・レイツェル |
撮影 | チャーリー・サーロフ |
編集 |
ドゥニーズ・ハラッジス ショーン・レイヒフ |
製作会社 |
スクリーン・オーストラリア フィルム・ヴィクトリア ナイン・ストーリーズ・プロダクションズ Gozie AGBO カーヴァー・フィルムズ |
配給 |
IFCミッドナイト スタン トランスフォーマー |
公開 |
2020年1月25日(サンダンス映画祭) 2020年7月3日 2020年7月10日 2021年8月13日 |
上映時間 | 89分[1] |
製作国 |
アメリカ合衆国 オーストラリア |
言語 | 英語 |
興行収入 | $3,246,693[2] |
ストーリー
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
一族の女家長、エドナが失踪したとの一報を受けて、娘のケイと孫娘のサムは田舎町にあるエドナの自宅を訪れた。エドナはすぐに見つかったが、彼女は異様な雰囲気を漂わせていた。実は、エドナは邪悪な何かに憑依されていたのである。
キャスト
編集- ケイ: エミリー・モーティマー
- エドナ: ロビン・ネヴィン
- サム: ベラ・ヒースコート
- ジェイミー: クリス・バントン
- アレックス: ジェレミー・スタンフォード
- マイク・アドラー: スティーヴ・ロジャース
製作
編集2018年10月2日、エミリー・モーティマー、ロビン・ネヴィン、ベラ・ヒースコートの起用が発表された[4]。2019年6月18日、ブライアン・レイツェルが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[5]。
マーケティング・興行収入
編集2020年1月25日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[6]。同年3月には、サウス・バイ・サウスウェストでの上映が予定されていたが[7]、新型コロナウイルスの流行が拡大したことを受けて、映画祭自体が延期となった[8]。同月10日、IFCミッドナイトが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[9]。5月21日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[10]。6月13日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。7月3日、本作は全米69館で公開され、公開初週末に19万2352ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場2位となった[12]。なお、本作は公開3週目にして週末興行収入ランキング1位となった[13]。
評価
編集本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには157件のレビューがあり、批評家支持率は92%、平均点は10点満点で7.65点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『レリック -遺物-』には身も凍るような恐怖感があり、徐々に緊張感を増していく。そこには匠の技を感じ取れる。ナタリー・エリカ・ジェームズ監督にとって、同作は華々しいデビュー作となった。」となっている[14]。また、Metacriticには34件のレビューがあり、加重平均値は76/100となっている[15]。
出典
編集- ^ “レリック -遺物-”. 映画.com. 2021年6月9日閲覧。
- ^ “Relic” (英語). The Numbers. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “レリック-遺物-”. WOWOW. 2022年4月27日閲覧。
- ^ Hipes, Patrick (2018年10月2日). “‘Relic’: Emily Mortimer, Robyn Nevin & Bella Heathcote To Star In Horror Pic; AGBO Boards To Co-Finance” (英語). Deadline.com. 2020年8月11日閲覧。
- ^ “Brian Reitzell to Score Natalie Erika James’ ‘Relic’” (英語). Film Music Reporter (2019年6月18日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ Siegel, Tatiana (2019年12月4日). “Sundance Unveils Female-Powered Lineup Featuring Taylor Swift, Gloria Steinem, Abortion Road Trip Drama” (英語). The Hollywood Reporter. 2020年8月11日閲覧。
- ^ Miska, Brad (2020年2月5日). “SXSW Midnighters Include Hot Horror Titles ‘The Vigil’ and ‘Relic’” (英語). Bloody Disgusting. 2020年8月11日閲覧。
- ^ “2020 EVENT UPDATE” (英語). SXSW (2020年3月6日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ Fleming, Mike Jr (2020年3月10日). “IFC Midnight Lands Sundance & SXSW Thriller ‘Relic’” (英語). Deadline.com. 2020年8月11日閲覧。
- ^ “Relic - Teaser HD IFC Midnight” (英語). YouTube. IFC Films (2020年5月21日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ “Relic - Official Trailer HD IFC Midnight” (英語). YouTube. IFC Films (2020年6月13日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ “Domestic 2020 Weekend 27/July 3-5, 2020” (英語). Box Office Mojo. 2020年8月11日閲覧。
- ^ “Domestic 2020 Weekend 29/July 17-19, 2020” (英語). Box Office Mojo. 2020年8月11日閲覧。
- ^ "Relic". Rotten Tomatoes (英語). 2020年8月11日閲覧。
- ^ "Relic" (英語). Metacritic. 2020年8月11日閲覧。