リフレーミング
リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。元々は家族療法の用語。西尾和美『リフレーム 一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術』によると、「リフレームの目的は、今までの考えとは違った角度からアプローチしたり、視点を変えたり、焦点をずらしたり、解釈を変えたりと、誰もが潜在的に持っている能力を使って、意図的に自分や相手の生き方を健全なものにし、ポジティブなものにしていくこと」(32p)とのこと。
同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。例えば、試験で残り時間が15分あった場合、悲観的に考えた場合は「もう15分しかない」と思えるし、また楽観的に考えた場合は「まだ15分もある」と思える。
参考文献
編集- 大美賀直子「長女はなぜ母の呪文を消せないのか」2014年、さくら舎、ISBN 978-4-906732-95-1、96頁。
- 西尾和美「リフレーム 一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術」2012年、大和書房、ISBN 978-4-479-79356-4
外部リンク
編集- リフレーミングスキル診断 - 肯定的解釈に関わるスキルの自己効力感に関わる尺度
- パワフル・リフレーミングスキル診断 - 自己成長、強化などに関わるリフレーミング・スキル
- 「リフレーミングについて分かる児童書が読みたい。」(岡山県立図書館) - レファレンス協同データベース