ペリゴール
ペリゴール (Périgord ( pronunciation ) オック語: Peiregòrd / Perigòrd)は、フランスの旧州。現在のドルドーニュ県とほぼ一致する。
ペリゴールは4つの地方に分割される。ペリゴール・ノワール(Périgord noir、中心地:サルラ=ラ=カネダ)、ペリゴール・ブラン(Périgord blanc、中心地:ペリグー)、ペリゴール・ヴェール(Périgord vert、中心地:ノントロン)、ペリゴール・プルプル(Périgord pourpre、中心地:ベルジュラック)である。
ヨーロッパ有数の手つかずの自然を持つ。
ペリゴールは美食で知られ、フォワグラが特に有名である。またトリュフの産地として伝統的に有名である。ペリゴール産のワインには、ベルジュラック、モンバジヤックが知られる。
ドルドーニュ県の県都はペリグーである。古代ローマ時代の遺跡など、先史時代の史跡が豊富である。最も有名なのは、洞窟画で知られるラスコー洞窟である。
ペリゴールには、ピュイ・マルタン城、ロッス城、オートフォール城、ベニャック城といった1001もの中世及びルネサンス期の城がある。これらは主にドルドーニュ川とヴェゼール川沿いにある。その他には、ジュミリャック・ル・グラン城、フェヌロン城、ビロン城、ブルデイユ城、カステルノー城、ピュイギレム城、ルフィヤック城がある。
関連項目
編集- シャルル・モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール - ペリゴール領主を代々世襲したタレーラン=ペリゴール家出身