プセフォデルマ (Psephoderma) は三畳紀中-後期に生息していた板歯目の一種。カメに姿は似ているが近縁ではない。イタリア北部のノリアン階レーティアン階の累層から1種が出土しているほか[1]、イギリス・中東からそれぞれ1種が知られている[2]

プセフォデルマ
生息年代: Middle Triassic–Late Triassic
全身化石
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 板歯目 Placodontia
: キアモドゥス科 Cyamodontidae
: Psephoderma
学名
Psephoderma
Meyer, 1858
  • P. alpinum Meyer, 1858 (タイプ種
  • P. anglicum Meyer, 1867
  • P. sculptata Rieppel, 2002

形態

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全長は1.2メートルほどで、ヘノドゥス同様、カメのような甲羅を形成していた。ただし、ヘノドゥスとは違い、甲羅は2枚存在していた。は長く、最大で体の2倍、最低で体と同程度あったと見られている。また、水中に適応するべくオール状に進化させた脚、とがったをもっている点も特徴の1つである(ヘノドゥスは逆に口先が広がっている)。

背甲に3列の隆起があることで、他属と区別できる[2]

脚注

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参考文献

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  • 川崎悟司『絶滅した奇妙な動物』 2巻、ブックマン社、2010年、75頁。ISBN 978-4893087409 

関連項目

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外部リンク

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